2017年の「全仏オープン」のダブルスで優勝したライアン・ハリソン(アメリカ)は1月1日、今年最初のゲームとなる「ブリスベン国際」の1回戦を勝利で飾った。カウントは6-4、3-6、6-2で、試合時間は2時間2分だったが、ハリソンがファイナル…

2017年の「全仏オープン」のダブルスで優勝したライアン・ハリソン(アメリカ)は1月1日、今年最初のゲームとなる「ブリスベン国際」の1回戦を勝利で飾った。カウントは6-4、3-6、6-2で、試合時間は2時間2分だったが、ハリソンがファイナルセットに持ち込まれても焦らずに勝利を掴み取った格好だった。

「ブリスベン国際」は、今シーズンの最初に行われる大会で、1月に行われるシーズン最初のグランドスラムである「全豪オープン」の前哨戦としても注目される大会のひとつとなる。昨日からシード勢もすでに登場してきている。

今回、ハリソンは、昨年結果を残したダブルスではなく、レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)とのシングルス1回戦に臨んだ。

試合自体は、ハリソンは1セット目を4-4で迎えた9ゲーム目にメイヤーのサービスをブレークして、取得した一方で、2セット目には巻き返しを許すブレークを1-2で迎えた4ゲーム目で許し2セット目を失った。

ただ、ハリソンは最終セットに持ち込まれてもまったくあせりを見せずに、3セット目に入った。1ゲーム目の自身のサービスをキープすると、左右に振る展開を落ち着いて作りリターンゲームで攻めてポイントを奪い取る。

すると対するメイヤーは、ダブルフォルトも犯してしまいブレークを許してしまうと、3ゲーム目のリターンも完全に封じ込められ、勝負をほぼ決められてしまうと、ハリソンがそのまま押し切って、3セット目を獲得し、勝利を決定づけた。

ハリソンはシングルスの次戦となる2回戦で、アンディ・マレー(イギリス)と対戦する予定だ。マレーは臀部の怪我などで2017年後半はツアーから離脱しており、その復帰戦がどうなるかという点でも注目だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「BB&T アトランタ・オープン」の際のライアン・ハリソン

(Photo by Kevin C. Cox/Getty Images)