セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は12月30日、UAEのアブダビで開催された「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」で産休からコートに戻り、復帰への一歩を踏み出した。「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」は12月28日…

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は12月30日、UAEのアブダビで開催された「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」で産休からコートに戻り、復帰への一歩を踏み出した。

「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」は12月28日から30日に開催されたエキシビジョンマッチで、オーストラリアのパースで行われる「ホップマンカップ」と並んで、ツアーの大会開始前に開催される大会の一つとして、注目を集めている。

その中で、セレナは、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)との試合に臨み、プレーを披露した。試合そのものは通常のルールで2セットを行った後、最終セットは10ポイントタイブレーク方式で行われた。

セレナは2-6、6-3、5-10と試合自体は負けていたものの、コート上で持ち前のプレーを見せて、復帰に向けてスタートを切っていることを印象付けた。

特に1セット目には、セレナはフットワークも重く、コートの端に鋭く打ち込まれるオスタペンコの打球を追いかけられず、サーブも威力を欠いていた一方で、2セット目に入ると、得意の強打も見られ始めると、リズムをつかみはじめ結局、同セットを拾った。ただ、10ポイントタイブレークでは結局、オスタペンコを捕まえきれなかった。

セレナはグランドスラムで23回の優勝という偉業を達成しており、2017年の「全豪オープン」も制した。その後、出産を理由にツアーを離脱していた経緯があり、2018年シーズンでは、円滑な復帰が実現するかが注目だ。(テニスデイリー編集部)※写真は「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」でサインに応じるセレナ

(Photo by Mahmoud Khaled/Anadolu Agency/Getty Images)