昨年度は準優勝に終わり、2年ぶりの高校日本一を目指す東海大仰星(大阪第2)は、第97回全国高校ラグビー大会(東大阪市花園ラグビー場)は12月30日の2回戦から登場し、熊本西(熊本)を57-12で下した。

 東海大仰星は、日本代表FWだった河瀬泰治(現 摂南大監督)の息子、WTB河瀬諒介が前半だけでハットトリック。開始早々、仲間が自陣深くからチャンスメイクしたあと約50メートル走り切り、12-7で迎えた20分には自陣10メートルライン付近右でボールをもらい、ハンドオフで1人かわしたあとチーム一番の俊足を発揮した。25分にはFWが敵陣深くのブレイクダウンでターンオーバーして作ったチャンスをフィニッシュ。この日、キッカーとしてはやや不調だったが、計25得点を挙げて存在感を示した。
 東海大仰星は左WTB西村高雅もハットトリックで計9トライ。
 熊本西は敗れたものの、CTB志水篤らがビッグヒットするなど鍛えてきたタックルの成果を発揮。攻めては、前半10分にモールのロングドライブからSH森田龍弥が抜けてトライを奪い、後半28分には敵陣深くでアドバンテージを得てSH森田が高く蹴り上げたボールをCTB井上智羅がインゴールで押さえるなど、光を放った。
 勝った東海大仰星は元日におこなわれる3回戦で、同じBシードの秋田工業(秋田)と対戦する。

 尾道(広島)は2試合連続無失点で3回戦進出。同じく中1日で2回戦を迎えた若狭東(福井)と激突し、38-0で制した。
 前半11分にPKからの速攻でPR菊池圭祐がインゴールに突っ込み先制した尾道は、17分にも敵陣深くに入り、相手が苦し紛れでキックしたボールをキャッチしたSH新和田錬がゴールに持ち込み、追加点を挙げた。22分にもゴール前のクイックタップから攻めてPR菊池がフィニッシュ。尾道は19-0で迎えた後半にも3トライを追加し、快勝となった。
 若狭東は試合終了間際、12フェイズを重ねゴールに迫ったが、尾道の堅守を崩せなかった。

 春の全国選抜大会でベスト8だったBシードの佐賀工業(佐賀)は1回戦から勝ち上がってきた東海大静岡翔洋(静岡)を73-0と圧倒した。
 佐賀工はキックオフから1分も経たぬ間に、SO仲西海人が約70メートル独走してトライラッシュの口火を切った。WTB水間夢翔やFB安永真斗尉らの力強い走りも光り、計11トライ。
 東海大静岡翔洋は終盤、チーム一体となった連続攻撃で敵陣22メートルライン内に入ったが、接点でターンオーバーされ、一矢を報いることはできなかった。
 佐賀工は3回戦で國學院久我山(東京第2)と対戦する。