2018年シーズンのATP(男子プロテニス協会)ツアーの初戦となる、「ブリスベン国際」がメインドローを公表した。「全豪オープン」の前哨戦としても注目されており、一見の価値はありそうだ。「ブリスベン国際」は12月31日から2018年の1月7日…

2018年シーズンのATP(男子プロテニス協会)ツアーの初戦となる、「ブリスベン国際」がメインドローを公表した。「全豪オープン」の前哨戦としても注目されており、一見の価値はありそうだ。

「ブリスベン国際」は12月31日から2018年の1月7日まで開催する予定で、ランキングの上位選手らも出場する魅力もあり、怪我や故障から復帰する選手のパフォーマンスを見られる点でも注目だ。

今回、公開されたメインドローによれば、第1シードは前回優勝したグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)。2017年の決勝戦では、錦織圭(日本/日清食品)と対戦し、6-2、2-6、6-3と勝利しており、来年もいい形でスタートを切られるか注目だ。

ディミトロフにとっては、連覇を達成し、タイトルを防衛に挑む格好だ。

また、アンディ・マレー(イギリス)がエントリーしており、第2シードとして出場する予定だ。昨年の「ウィンブルドン」以来、臀部の怪我などから同選手はプレーしておらず、ツアーへの復帰を円滑に果たせるかも注目だ。

ただ、12月28日から30日の予定で開催されている「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」で、棄権したノバク・ジョコビッチ(セルビア)の代わりに、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)との試合に臨んだものの、本調子からはほど遠い様子だった。「ブリスベン国際」でどれだけ本調子に戻せるかも焦点のひとつだ。

ほかには、第3シードに地元オーストラリア出身のニック・キリオス(オーストラリア)が入り、上位ランカーに挑む格好だ。さらに、第4シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)のほか、昨年の自身初タイトルを獲得するなど活躍したジル・ミュラー(ルクセンブルク)が第5シードとして、出場する。

加えて、若手のスター候補として知られているデニス・シャポバロフ(カナダ)も出場し、1回戦でカイル・エドマンド(イギリス)と対戦する予定だ。

メインドロー自体は「ブリスベン国際」の公式サイトで閲覧できる。(テニスデイリー編集部)※写真は、2017年の「ブリスベン国際」でのディミトロフ

(Photo by Bradley Kanaris/Getty Images)