12月28日、晴れとなった東大阪市花園ラグビー場で第97回全国高校大会の1回戦がおこなわれ、九州勢の大分舞鶴と熊本西、さらに高知県代表の土佐塾も勝って2回戦進出を決めた。

 32年連続56回目の出場となった古豪・大分舞鶴は、6年連続8回目出場の朝明(三重)に57-7で大勝した。
 大分舞鶴は前半3分、モールで押し込み、相手に反則があってペナルティトライを獲得。15分にもゴール前のラインアウトからモールにBKも加わって得点し、ゲームの主導権を握った。21分にはNO8佐々木康成が力強い走りで追加点。27分にはFB松島聡、WTB三重野和希らの好走でチャンスとなり、FL成重颯人がトライを挙げた。さらに30分には、CTB平山壮太がハーフウェイから次々とタックラーをかわしてゴールに持ち込んだ。
 大分舞鶴は31-0で迎えた後半の4分にFB松島がトライを奪い、リードを拡大。
 朝明は11分にFWがゴールに迫ったあとボールを動かし、切り込んだSO藤田健太からパスをもらったCTB梶島丈拳がトライゲッターとなったが、大分舞鶴はラスト15分間で3トライを追加し、朝明を退けた。
 大分舞鶴は30日におこなわれる2回戦でBシードの中部大春日丘(愛知)と対戦する。

 6年ぶりの出場となった熊本西は、東北大会ベスト4の青森北(青森)を78-0と圧倒した。
 前半4分、CTB井上智羅の好走で敵陣深くに入り、中央でモールを形成して押し込み先制した。9分にはSH森田龍弥が敵陣22メートルライン外からギャップを突いてゴールに持ち込み、連続トライとなった。22分にもモールを組んでずらしながら押し込み、追加点。青森北は序盤から出足の速いディフェンスでプレッシャーをかけていたが、熊本西は27分、カウンターラックでボールを奪い返して攻め上がり、WTB山村俊臣が得点した。
 熊本西は28-0で迎えた後半2分、スクラムからの攻撃でCTB井上が大きくゲインし、すばやいリサイクルからボールはNO8井島彰英に渡ってトライ。8分にはFB後藤萌心が自陣10メートルライン手前から抜けてゴールまで走り切り、その後6トライを追加し、大勝となった。
 熊本西は2回戦でBシードの東海大仰星(大阪第2)に挑む。

 四国チャンピオンの土佐塾は3年ぶり出場の中標津(北北海道)を45-10で下した。
 土佐塾は序盤に3連続トライで主導権を握った。4分、8分とテンポのいいチームアタックをFB田中康平が連続で仕留めると、15分にはスクラムからのサインプレーが決まってWTB中井健太がゴールに持ち込み、21-0とした。
 中標津は22分、12フェイズを重ねたあとFB鎌田晋作が防御網を切り裂いて駆け抜け、5点を返したが、土佐塾は29分にラインアウトスチールから大きくボールを動かし、WTB武市凜太郎がトライを挙げて、26-5で折り返した。
 21点を追う中標津は後半早々、ラインアウトからモールで押し込んで点差を詰め、その後、粘り強いディフェンスもあって競っていたが、土佐塾は17分にゴールに迫り、SH須賀敬太が間隙を突いてトライを奪い、流れを引き戻した。22分にWTB中井がファイブポインターとなってリードを広げた土佐塾は、終盤にも1トライを追加し、2回戦進出を決めた。