前半の集中力で勝負を決めた。 12月22日から神戸総合運動公園ユニバー記念競技場・補助競技場で開催されていた第48回全国高等専門学校大会の決勝が12月27日に決勝戦(神戸ユニバ)がおこなわれ、神戸市立工業高等専門学校(開催県代表/以下、神…

 前半の集中力で勝負を決めた。
 12月22日から神戸総合運動公園ユニバー記念競技場・補助競技場で開催されていた第48回全国高等専門学校大会の決勝が12月27日に決勝戦(神戸ユニバ)がおこなわれ、神戸市立工業高等専門学校(開催県代表/以下、神戸市立工業高専)が仙台高等専門学校・名取キャンパス(東北第1代表/以下、仙台高専・名取)に50-14と大勝し、5大会ぶり10回目の優勝を手にした。

 大会最多の14回の優勝回数を誇り、昨年まで4連覇の仙台高専・名取にとっては、悪夢の前半35分だった(35分ハーフ)。
 先に風上に立った神戸市立工業高専は、スクラムをはじめとしたFWの前に出る意識と、左右にボールを動かす意志のバランスがよく、トライ量産した。
 開始8分、先制トライを奪ったのはWTB村上祐基。スクラムから攻め、インゴールに入った。そのプレーで勢いづいた同チームは、前半だけで5トライ。31-0の大差をつけてハーフタイムを迎えた。

 後半に入って眠っていた昨季王者も目を覚ました。仙台高専・名取は本来のリズムを取り戻し、セットプレーから崩してトライを取り切る場面もあった。
 しかし、神戸市立工業高専は前半から続けていた前に出る防御を継続し続け、結局2トライしか許さぬ快勝だった。