12月27日、北海道札幌市で「NPB12球団ジュニアトーナメント2017 supported by日能研」が開幕した。今年で13回目を迎えた、各チーム16名の精鋭小学生が日本一をかけて戦う大会で、初日から熱戦が展開された。

 

サヨナラ勝ちを決めて喜びを爆発させる選手たち(写真左から4人目がサヨナラ打の横山)

 

 

 

★「このユニフォームを着る限りは」

ともに大会初戦となった緊張感の中で、阪神タイガースジュニアが読売ジャイアンツジュニアとの接戦をサヨナラ勝ちでモノにし、決勝トーナメント進出に近づいた。

長い歴史と多大なる人気を誇る両球団の対戦は「伝統の一戦」と称されるが、阪神ジュニアを率いる八木裕監督は、試合前にあえて小学生の選手たちにその意義を説明し、あえてプレッシャーをかけたという。

「このタイガースのユニフォームを着る限りは、ジャイアンツと戦うプレッシャーを感じて戦い、今後の良い経験や自信にして欲しかったんです」と八木監督は意図を明かす。そして、選手たちもそれを力にした。

2回に相手ミスにつけ込んで4点を奪い試合の主導権を握った。5回には、タイムリーと、背番号「24」の高橋玄樹外野手に同点の3ラン本塁打を浴びて同点に追いつかれるが、その後は投手陣が踏ん張り最終7回に持ち込んだ。

迎えた7回裏、阪神ジュニアは二死一、二塁の場面で代打を送る。自身も現役時代に「代打の神様」とも崇められた八木監督は「何も考えずに思い切って振れることが大切」と横山颯眞内野手を起用した。

この起用に横山が「センターからライト方向への打撃を意識していました」という狙い通りにライト前へ運び、二塁走者が生還。5対4でサヨナラ勝ちを収めた。

前回大会は初采配で準優勝だった八木監督は「目標は優勝しかない。(プレッシャーのかかる中)よく勝ってくれました」と、初優勝に向けて幸先の良いスタートを切った選手たちを称えた。

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★グループB第1試合(大会1日目第5試合)

巨人 0000400=4
阪神 0400001x=5
【巨】早貸、小川、高橋、杉山-工藤
【阪】宮田、西田-長岡

 

前回惜しくも準優勝に終わり悲願の初優勝を目指す八木監督(写真は前回大会時)

 

 

 

文・写真=高木遊