第97回全国高校ラグビー大会(大阪府・東大阪市花園ラグビー場で開催)が12月27日から始まり、初日に1回戦8試合を実施。この日最後に登場した國學院大學栃木(栃木)と報徳学園(兵庫)が勝って2回戦進出を決めた。

 國學院栃木は宮崎県代表の高鍋と接戦になり、24-15で逆転勝ちした。
 最初に主導権を握ったのは高鍋だった。前半4分、キック&チェイスでプレッシャーをかけ、インゴールに転がったボールをCTB木之下泰亮が押さえ流れを引き寄せた。18分には連続攻撃をFL清山総介がフィニッシュ。コンバージョンも決まって12点リードとした。
 対する國學院栃木は28分、敵陣10メートルラインのスクラムからBK展開し、副将のWTB竹ノ内建太が鋭いステップとスピードで3人を振り切ってトライを挙げ、7点差に詰めてハーフタイムを迎えた。
 後半、先に得点したのは國學院栃木で、同10分、モールで押し込み、相手の反則でペナルティトライを獲得し同点とする。13分に高鍋がPGで勝ち越したが、國學院栃木は21分、モールでゴールに迫り、ボールを動かしてCTB石川輝が防御網を切り裂きインゴールに押さえ、17-15と逆転した。そして28分にもモールを起点にSH近藤優大が仕掛けて大きなトライを挙げ、FB伊藤耕太郎のキックも決まって9点差とし、そのまま逃げ切った。
 國學院栃木は30日におこなわれる2回戦で國學院久我山(東京第2)との兄弟校対決となる。

 高校日本代表候補、U17日本代表、セブンズユース日本代表を多数抱える報徳学園は、富山第一(富山)から15トライを奪い、105-0と圧倒した。
 立ち上がりは富山第一が敵陣深くに入ったが得点にはつながらず、前半3分過ぎ、報徳学園キャプテンのCTB江藤良がトライラッシュの口火を切った。2分後にはハイキックとチェイスで富山第一にプレッシャーをかけ、ボールを確保すると大きく動かし、WTB後藤多輝が駆け抜けた。7分には自陣深くからCTB岩佐尭弥が抜け、WTB後藤とのパス交換からゴールに持ち込み、完全にペースをつかんだ。9分にはWTB中西海斗が好走し、28-0とする。
 富山第一は17分にゴールに迫り、LO田村和暉が突っ込んだがグラウンディングできず。その後のスクラムからの攻撃もプレッシャーを受けてチャンスを逃した。
 報徳学園は24分と26分にFB雲山弘貴が連続トライ、29分にはCTB江藤がゴールに持ち込み、前半だけで49-0とし、勝負を決めた。
 富山第一は試合終了2分前、NO8金岡還がパワフルな走りで大きくゲインし、仲間を勇気づけてトライへの執念を見せたが、報徳学園は最後まで集中力高く、激しくプレーし続け、最後はSH金築達也がゴールに持ち込み100点超え。FB雲山は15本のプレースキックをすべて決め、自身の3トライを含め45得点の活躍だった。
 ベスト4を目標に掲げる報徳学園は、2回戦でBシードの御所実業(奈良)と対戦する。