
根尾は工藤新監督の合流によって、投手として成長を示せるか(C)産経新聞社
工藤公康新監督が合流した中日がどう変革していくのか、期待が高まっている。
ソフトバンク時代には日本一を5度達成、多くの選手の潜在能力を引き出してきたことも知られる。どのように戦う集団に変えていくか注目される中、新指揮官の選手育成法にも球界内から考察の声が上がっている。
現役時代は西武、巨人で活躍。引退後は楽天監督を務めるなど複数球団で指導者として選手を育成した経験を持つ大久保博元氏は10月19日に自身のユーチューブチャンネルを更新。「【中日ドラゴンズ】根尾昂はラストチャンスなのか?工藤新監督就任で覚醒なるか…」と題した動画の中で根尾の今後について独自の考察を加えている。
まず「工藤監督という人の知識はすごい認めている」とコメント。かつては食事の場で野球に役立つ肉体強化の方法、食事のとり方など含め、5時間程度の“講義”を受けたとするなど、野球に関する情熱、スペシャリストといえる豊富な知識を持っているとする。
その上で大久保氏は今季が高卒8年目シーズンを迎えた根尾昂に関しては「ちょっと引っ張りすぎた 野手やらせるのを」「ピッチャーにするならあと2年早くて良かった」と、自身の見解を語る。
大阪桐蔭から4球団競合の末に2018年にドラフト1位入団。当初から投打に高い力が認められながら、入団当初は野手としてスタート。22年6月から投手として再スタートを切り、投手としては転向した22年シーズンが25登板と1番多く、中継ぎに専念した昨季は5月1日に初昇格となると3戦連続無失点に抑えたが、20日のDeNA戦で2イニング3分の2を投げて2本塁打を浴びるなど5失点。
今季は4月8日のDeNA戦で4-4で迎えた延長10回に6番手として登板。打者3人を1回2奪三振無失点と抑えると、11回表に味方が勝ち越し、待望のプロ初勝利をマークした。しかし5月に1軍登録を抹消されると、再び1軍に呼ばれることはなかった。防御率7.86で終了。
投手として独り立ちの道筋がなかなか見えてこない右腕だが、大久保氏は「根尾が復活したら工藤監督だし」「工藤監督ならメカニック的には全然できると思う」と新監督の手腕を持ってすれば、根尾の再生は可能だという見方を示した。
同時にプロの世界ではなかなか結果が出ない選手は前向きな気持ちになりにくい側面があるとしながらも「でも工藤監督だと、そういう選手を見てあげるのも自分の役目と思って行くから」と粘り強く選手と向き合っていくとした。
工藤監督が着任したことで根尾に関しては「復活するチャンス出たなと」「(工藤監督が)モノにする方法を具体的に教えてくれる」と道しるべとなる可能性も出てきたと見る。
工藤新監督はすでに選手たちとの対話もスタートさせている。長く低迷するチームをどう引き上げていくのか。またその中で背番号30が果たす役割はどのような形になっていくのか。引き続き、大きく注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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