昨シーズンのWOWOW NBA番組イメージソング「ONE SHOT」を歌い、今年でデビュー20周年を迎えたRIZE。メンバーの一人で、WOWOW NBAファミリーの一員でもある金子ノブアキさんに、今季のNBAについてお聞きしました。 --…

昨シーズンのWOWOW NBA番組イメージソング「ONE SHOT」を歌い、今年でデビュー20周年を迎えたRIZE。メンバーの一人で、WOWOW NBAファミリーの一員でもある金子ノブアキさんに、今季のNBAについてお聞きしました。

--オクラホマシティ・サンダー対アトランタ・ホークスの試合にゲスト出演した感想はいかがでしたか?


久しぶりの生出演でした。今シーズン初で、長いロードから帰ってきました(笑)。今までこれだけ空いたことはなかったので、やきもきしていました。やっぱり、(WOWOW NBAは)落ち着きますね。巡礼です(笑)。

--今季のNBAについてお聞かせください。ご自身の好きなチームであり昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズは現在11連勝中(12月23日終了時点)と今季も好調です。

個人的ですが、ウォリアーズは、KD(ケビン・デュラント)加入以降はそれほどシンパシーがなくなっています。ティム・ハーダウェイのジャージを(2017年12月20日に行われた)日本武道館のライブで飾るほどウォリアーズは昔から好きなのですが、まったく別の次元にいってしまった気がします。僕にとって、15-16シーズンのカンファレンス決勝が最高でした。(オクラホマシティ・)サンダーに負けたと思ったら、クレイ(・トンプソン)の神がかり的な第6戦の活躍。NBAファイナルでは(クリーブランド・)キャバリアーズが優勝するんだけど、あのサンダー戦が素晴らしすぎました。名勝負を繰り広げたチームのエースが73勝挙げたチームに加入しちゃダメでしょ。節操なさすぎだよと思いました。ただ、(ヒューストン・)ロケッツなどウォリアーズシフトを敷いているみたいだから、プレーオフはどうなるか分からない感じです。愛憎入り混じっているので、どこかのチームにウォリアーズを倒してもらいたいです。

--その中で、ヒューストン・ロケッツもウォリアーズと並ぶ快進撃を見せています。

サンダーとロケッツが大きく補強して動きました。ぶっちゃけ、シーズン前はどっちも期待はしていませんでした。サンダーも面白いけど、ラッセル(・ウェストブルック)とメロ(カーメロ・アンソニー)でしょ?どっちもボールを持っていないとダメなタイプ。ポール・ジョージは(インディアナポリス・)ペイサーズ時代からセカンドオプションでのし上がってきたタイプだから平気ですが、このトリオは何かハマらないと機能しないのではないかと思っていました。でも、期待が大きいからこそ、ここまでの結果(12月23日終了時点で17勝15敗)はそれほどではないですよね。本日の番組中にも言いましたが、3人が全員機能しなくてもいいのです。対するロケッツは、最初はジェームズ・ハーデンとクリス・ポールが共存できるとは思っていませんでした。でも、彼らは分かっていたのでしょうね。ダブル司令塔のプレースタイルを誰も予想していないだろうし、シフト制にしてどちらが必ずコートにいるというのは凄いアイデアです。確かに対戦チームからしたら悪夢ですよね。たぶん、歴史上、アシスト王が2人いるチームはなかったのではないでしょうか?今年のロケッツは見ていて面白いです。ウォリアーズよりも機能美を感じます。理不尽でない新しさがあります。ポールの加入はむちゃくちゃですけど、KDのせいで“禁じ手”のハードルが低くなっていますよね(笑)

--新しいという意味で、ミネソタ・ティンバーウルブズは若いチームで、現時点では大補強したサンダーより上の4位につけています。

言っても、ウルブズは元々(アンドリュー・)ウィギンズ、(カール=アンソニー・)タウンズがいたところにブルズのエース、ジミー・バトラーが加入。何気に、ジャマール・クロフォードもいます。クロフォードは、僕が今まで25年ほどNBAを見てきた中で、一番劣化しない選手かと思います。もう30代後半ですよね。プレーに無理がないところがすごいです。こういう人が、メンターにいるのはいいですね。今は何気に(ウエスタン)4位ですよね。もう少し勝ち星が乗ってもいいかと思いますが、逆にあれで4位なんだ?という感じです。まだ不確定だけど、可能性は大いにあります。今のメンバーならここ2~3年で結果を出さなければいけないのだけど、タウンズだけは手放してはいけません。タウンズは本物です。あのサイズ(身長213㎝、体重112.5キロ)でオールスターのスキルズチャレンジで優勝していますからね。まだ見たことのない方は是非チェックして欲しい。現代のセンターは面白く、(フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・)エンビードも外からのシュートがあります。ビッグマンの復権はうれしいですね。

-- 一方のイースタンは、ボストン・セルティックス、トロント・ラプターズ、クリーブランド・キャバリアーズが3強という感じになっています。カイリー・アービングを補強したセルティックスはいかがでしょうか?

凄く応援したいチームですよね。カイリーが謀反を起こして、“レブロン帝国(キャブズ)”を出ていくわけですよ。レブロン(・ジェームズ)をリスペクトしているとはいえ、レブロンは面白いわけがないですよ。自分の帝国を作るために出ていったところで、この結を果残していますから、カイリーは凄いですよ。期待の(ゴードン・)ヘイワードが開幕戦でいきなり怪我して不在だけど、逆にいたほうがもう少し模索しちゃったのではないかと思います。彼の分まで気合入って、(ジェイソン・)テイタムや(ジェイレン・)ブラウンが凄く成長して、この二人を獲得したのはボストンにとって宝ですね。それにしても、カイリーは凄いです。ステフィン・カリーとタイプは違いますが、同じくらいの技術というか、トップクラスです。有言実行で、超カッコいいですよね。

WOWOW番組情報

★「超絶ドラマチック!NBAバスケットボール」
金子ノブアキさんが注目するロケッツ、セルティックス、ティンバーウルブズの試合を放送!

12/26(火)午前7:15~ クリスマスゲーム生中継!「ウィザーズVSセルティックス」 [WOWOWライブ]
ゲスト:田村裕(麒麟)、中村昌也

12/27(水)午後0:00~ クリスマスゲーム!「ロケッツVSサンダー」 [WOWOWライブ]

12/28(木)~2018/1/13(土)は「日本バスケ×NBAコラボWEEK!」 国内トップ選手集結

12/28(木)午後0:30~ 「セルティックスVSホーネッツ」 [WOWOWライブ]
ゲスト:大神雄子(Wリーグ トヨタ自動車アンテロープス)

以降、田渡凌(横浜ビー・コルセアーズ)、宇都直輝(富山グラウジーズ)、並里成(滋賀レイクスターズ)、伊藤大司(レバンガ北海道)、広瀬健太(サンロッカーズ渋谷)ら、豪華メンバー登場!

今後の放送予定は【WOWOW NBA

★「金子ノブアキ~孤高の表現者~」
音楽以外にも俳優の顔をもつなどマルチな活躍を見せる金子ノブアキの半生に迫る!
【放送日】2018年2月21日(水)夜9時放送 [WOWOWライブ]

 

 

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