2018年のトップリーグ昇格はホンダヒートに。昇格をかけた4強によるトップチャレンジリーグ・セカンドステージAグループ最終節が12月24日、長崎市かきどまり陸上競技場でおこなわれた。2勝同士の対戦でホンダが日野自動車レッドドルフィンズを55-10(前半 29-10)で下し、3連勝で1位となりトップリーグへ1年での復帰を勝ち取った。
 3位は三菱重工相模原ダイナボアーズが九州電力キューデンヴォルテクスを後半4トライで45-12(前半 17-12)と制した。
 この結果、2位の日野はトップリーグ15位チームと、三菱は同14位、九電は同13位と、来年1月20日の入替戦でトップリーグ入りを目指すことになった。

「ホンダがアタックで圧勝した」

 前半からホンダが躍動した。SOジャック・デブレチェニがパス、キックを使い分けチームメートを前進させる。3分、右ラインアウトを得ると順目に回す。一度、日野が奪ったが再び奪い返し、左中間へLOのRG・スナイマンが飛び込んだ。ゴールはCTB朴成基が確実に決め、7-0と先制した。10分にはグラバーキックでゴール前へ転がったボールをWTB生方信孝が押さえ、14-0へ。朴がPGを決めたあと、日野は26分ようやくホンダ陣へ入り、SO染山茂範がPGで3点を返した(17-3)。しかし、ホンダのトライゲッターであるWTBレメキ ロマノ ラヴァが32分、38分とセットプレーから2本のトライを奪った。日野も前半終了間際にゴール前ラインアウトを起点にトライを返し、29-10で前半を終えた。
 後半は冷たい雨の中の戦いとなった。ホンダが12分にトライで追加点を奪うと、40分には途中出場した具兄弟の兄・CTB具智允(グ・ジユン)が公式戦初トライを中央に決め、トップリーグ昇格を締めくくった(55-10)。

 敗れた日野自動車・細谷直監督は「日野の生命線であるセットプレーがうまくできなかった。低く入るタックルもできず、完敗。トップリーグにはこの二つで五分以上戦えるように1か月練習する」と述べた。

 ホンダのダニー・リー ヘッドコーチは「リーグ戦全勝で優勝し、トップリーグへ上がるという1年間の目標を選手がハードワークで決めてくれた。ありがとうと言いたい。選手は来年、どういう準備が必要か分かっている」と更なるハードな練習を積んでトップリーグに常駐できるチーム作りをおこなっていく。

「三菱重工相模原、後半突き放す」

 三菱重工相模原が前半4分、CTBマイケル・リトルの突破から先制すると、14分にもリトルが絡んで最後は一時交替で入ったLO堀越健介が右中間へトライし、12-0とした。九州電力はなかなか三菱陣へ入れなかったが、21分、キックパスを三菱インゴール前へ蹴り込むと走り勝ったWTB磯田泰成が拾い左中間へトライを返す。さらに3分後には三菱キックを受けたCTB中靍憲章主将が40メートルを独走、三菱ディフェンスを振り切りインゴールへ。コンバージョンも決まり12-12と振り出しに戻した。前半はお互い攻めあぐねるも終了間際、三菱がゴール前のピックアンドゴーで回し、最後はリトルが勝ち越しのファイブポインターとなった。
 後半、三菱が5分に左ラインアウトからモールで押し込むと、16分、30分にはWTB川上剛右の連続トライで突き放した。
 トップリーグ入替戦に向け三菱重工相模原・佐藤喬輔監督は「きょうはセットプレーが修正できていた。トップリーグのチームはフィジカルが強く、フォワードも大きい。15人のチームのディフェンスシステムを守り切ることが大事」と話した。
 一方、九州電力・中靍主将も「前へ出る早いディフェンスができるようにしたい。生きたボールを出せればチャンスがある」とディフェンス重視を語った。(文:見明亨徳)