12月16日、『Wリーグ三井不動産オールスター2017-2018 in TOKYO』が大田区総合体育館にて開催された。復活後3年連続の開催となるWリーグオールスターだが、東京での開催は初めて。選手とハイタッチできる「ハイファイブキッズ」や「…
12月16日、『Wリーグ三井不動産オールスター2017-2018 in TOKYO』が大田区総合体育館にて開催された。
復活後3年連続の開催となるWリーグオールスターだが、東京での開催は初めて。選手とハイタッチできる「ハイファイブキッズ」や「TOKYO GIRLS COLLECTION 2017A/W」とのコラボイベントが行われるなど、新たな取り組み満載のイベントとなった。
会場には早い時間から多くのバスケファンが訪れ、お祭り感あふれる賑わいを見せるなか、オールスターゲームに先立って行われたWリーグレジェンドチャレンジマッチでは、全国大会2連覇中の春日部市立豊野中学校が、WリーグOGチームに2点差で勝利し、選手たちの奮闘に大きな拍手が送られた。
3ポイントコンテストやスキルズチャレンジコンテストでは、選手たちがハイレベルな技術を披露。山本千夏選手が3ポイント、本川紗奈生選手がスキルズチャレンジを制して、ともにコンテスト3連覇を達成した。
また、イベントの合間には、Wリーグ各チームのマスコットが登場。観客と触れ合ったり、イス取りゲームをしたりと、可愛らしい動きで子どもだけではなく、大人の視線も集めていた。
いよいよメインイベントのオールスターゲームがスタート。オープニングセレモニーでは、Wリーグ公式応援アーティスト「J☆Dee’Z」がパワフルなライブステージを披露。Wリーグオールスター公式アンバサダーを務める朝比奈彩さんのかけ声で幕を開けた。
この大舞台には、事前抽選で選ばれたラッキーな子供達も「ハイファイブキッズ」として参加した。「ハイファイブキッズ」とは、選手入場時にコートで選手とハイタッチし、エールを贈る重要なポジションだ。試合前の緊張感はもちろん、オールスターゲームという大舞台で選手と同じコートに立つことができるため、子供達も責任重大だ。
イベントが進行し刻々と選手入場の時間が迫るなか、「ハイファイブキッズ」の子供達は、本番に備えそれぞれの準備を整える。ハイタッチの練習をしたり、スタッフからの説明を真剣な眼差しで聞き入ったりと、まるで試合に出場する選手のような表情をみせていた。
そして、いよいよ本番。
39名の「ハイファイブキッズ」全員がコートに立ち、選手をハイタッチで迎え入れ、エールを注入。子供達それぞれの想いが込められたハイタッチは、見事大成功!
ハイタッチが終わると子供は安堵の表情をみせていたが、大舞台での任務にさすが緊張したのかもしれない。
憧れの選手たちを間近に、目を輝かせた「ハイファイブキッズ」。試合後には集合写真にも参加し、夢のようなひと時を過ごした。もしも、オールスターのコートに立った39名の中から、未来の女子バスケットボール選手が誕生するならば、まさにシンデレラストーリーだ。
そして、いよいよオールスターゲームがスタート。試合は序盤からチームEASTが主導権を握り、徐々にリードを広げていく展開となり、21点差をつけて、前半を折り返す。
ハーフタイムにはコート上にランウェイが出現。「TOKYO GIRLS COLLECTION」とのコラボファッションショーが行われ、モデルたちとともに、直前まで熱戦を繰り広げていた選手たちがモデルとして登場し、観客席に手を振りながらランウェイを歩いた。
「いつもと同じコートで、いつもと違う形で注目されて気持ちよかった」とコメントしたのは渡嘉敷来夢選手。普段と違う姿を見られるオールスターならではの演出に、観客席からも楽しげな歓声が飛んでいた。
第3クオーターに入り、追い上げるチームWESTだが、その差は埋まらず、101-82でチームEASTが勝利。MVPには渡嘉敷選手が選ばれ、三井不動産株式会社専務取締役の小野澤様から副賞として東京ミッドタウン商品券30万円が贈られた。
最後に選手たちが観客とハイタッチしながら場内を一周し、大盛況の『Wリーグ三井不動産オールスター2017-2018 in TOKYO』は幕を下ろした。