WTA(女子テニス協会)の創設者の一人としてしられるビリー ジーン・キング(アメリカ)が使用したラケットを手に入れるには、12万5,000ドルがどうやら必要なようだ。オークションにかけられた落札価格として、Nine.com.auなどが報じて…

WTA(女子テニス協会)の創設者の一人としてしられるビリー ジーン・キング(アメリカ)が使用したラケットを手に入れるには、12万5,000ドルがどうやら必要なようだ。オークションにかけられた落札価格として、Nine.com.auなどが報じている。

キングは現役時代には、世界ランキング1位になったほか、グランドスラムのタイトルを39回獲得。国際テニスの殿堂入りも果たしているだけではなく、1970年代にかけて広まった女性解放運動の最中に「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」として知られる男女でのエキシビジョンマッチに参戦したことでも知られている。

今回、オークションで落札されたラケットは、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」の一つである、「ウィンブルドン」と「全米オープン」の優勝経験を持つ、当時55歳のボビー・リッグス(アメリカ)で使用されたもの。

リッグスとは最初、マーガレット・コート(オーストラリア)が対戦した。コートは2-6、1-6でリッグスに負け、2戦目として当時29歳のビリー ジーン・キングとの対戦が実現。5セットマッチで行われ、6-4、6-4、6-3のストレートでキングの圧勝だった。

現在、ビリー ジーン・キングとリッグスの試合は、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」のタイトルで映画化されており、9月22日にアメリカで公開。ゴールデングローブ賞にもノミネートされている。(テニスデイリー編集部)

※写真は「バトル・オブ・セクシーズ」の会場に入場するビリージーン・キング

(Photo by Bettmann)