ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)はテニス選手としてのキャリアの転機を、ライバルであり、妹でもあるセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)との会話に見出しているようだ。CNBCとWTAが紹介している。ビーナスは2017年12月11日付けのランキング…

ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)はテニス選手としてのキャリアの転機を、ライバルであり、妹でもあるセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)との会話に見出しているようだ。CNBCとWTAが紹介している。

ビーナスは2017年12月11日付けのランキングで、5位になっているほか、キャリア通算で49個ものタイトルを獲得。37歳ながら第一線で活躍している。

一方で、妹のセレナは同日付のランキングでは22位となっているものの、獲得したタイトルの数はなんと72だ。2017年は「全豪オープン」を制した後は、出産などのためツアーを離れており、復帰すればまた、上位勢にとっても手強いライバルになると見られている。

CNBCなどによれば、ビーナスはそのセレナと交わした言葉から、トップレベルのプレーをするために重要な教訓を得たという。

1999年の「全米オープン」の準決勝の前夜に、ビーナスは「それで、セレナ。明日は準決勝だけれど、緊張してる?」と尋ねたが、セレナは全く気にしていない様子だったという。

セレナはそれどころか「いいえ。緊張していないわ。自分たちの姿を見せつけなきゃならないし、それならなぜ戦わないの?」と答え、ビーナスは、当時は耳を傾けなかったものの、「人生で最高のアドバイスで、その後のキャリアすべてを変えました」と話した。

ビーナスとセレナは二人合わせると30回(ビーナスが7度、セレナが23度)もグランドスラムを制覇し、姉妹での対戦は28回。戦績はビーナスの11勝、セレナの17勝となっている。

過去の戦績や獲得したタイトル数からはセレナがリードしている格好だが、「ウイリアムズ姉妹」として積み上げた結果はさらに高さを増す可能性もありそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年の「全豪オープン」を前にしたウイリアムズ姉妹

(Photo by Michael Dodge/Getty Images)