ジャパンラグビートップリーグは16日に第12節の4試合がおこなわれ、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場では、7季ぶりの4強入りを目前とするトヨタ自動車がNTTコミュニケーションズに22-15で逆転勝ちし、9勝3敗(勝点42)となってレッドカンファレンス2位をキープした。NTTコムは6勝1分5敗(勝点30)となった。

 トヨタ自動車は3-8で前半を折り返し、後半も相手に先に点を取られ、12点を追う展開となったが、61分(後半21分)、敵陣深くで相手のラインアウトが乱れてボールを確保すると、キャプテンのFL姫野和樹がタックラーを倒してゴール中央に突っ込み、グラウンディングがTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)で確認された。コンバージョンも決まって5点差とし、その1分後にはWTBヘンリー ジェイミーが相手WTBマックス・ウッドワードがらボールをもぎ取って約45メートル走り切り、同点とした。
 そして、トヨタ自動車は70分前後のピンチを脱出すると、キック&チェイスで敵陣深くでのマイボールスクラムへと状況を一変。FW8対8の押し合いで優勢となってボールを動かし、元南アフリカ代表のFBジオ・アプロンが鋭いステップからゴールラインを割り、勝ち越した。
 NTTコムは試合終了前、29フェイズを重ねてゴールラインを越えたが、トヨタ自動車はグラウンディングを許さず、直後、ファイナルホイッスルが鳴って明暗が分かれた。

 ホワイトカンファレンス2位のヤマハ発動機はホームの静岡・ヤマハスタジアムで宗像サニックスと対戦し、40-5で勝点5を獲得、9勝3敗(勝点46)としている。
 ヤマハは前半6分、ラインアウト後のモールからHO日野剛志が抜け出し先制した。その後しばらく、連敗脱出へ必死のサニックスに手を焼き、追加点を奪うのに時間がかかったヤマハだが、31分、連続攻撃をLO大戸裕矢がフィニッシュ、ハーフタイム前にはWTB田中渉太が左外から抜けてトライを挙げ、19-0で折り返した。
 49分(後半9分)、57分にもWTB田中がゴールに持ち込んでハットトリックを達成し、ヤマハは33-0とリードを拡大。その後、サニックスに1トライを許したが、終盤にはゴール前の密集からLO大戸がインゴールに突っ込んでグラウンディングが確認され、勝って4強入りに前進した。
 サニックスは1勝11敗(勝点7)となった。

 そのサニックスとホワイトカンファレンスの6位を争う豊田自動織機は、NTTドコモに19-38で敗れ、勝点、勝敗数ともサニックスと並んだまま。両チームは24日の最終節で直接対決をおこない、負けた方は、自動降格と入替戦に関わってくる13位~16位決定トーナメントへ進むこととなる。
 ドコモは5勝7敗(勝点22)とし、レッドカンファレンスで13位以下トーナメント回避争いをしているクボタと近鉄(この2チームは17日にそれぞれ試合を実施)にプレッシャーをかけた。

 神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場でおこなわれた試合は、NECがキヤノンに25-20で競り勝っている。
 NECは6勝6敗(勝点25)、キヤノンは4勝8敗(勝点20)となった。