女子テニス協会であるWTAの創設者の一人で、伝説的な選手でもあるビリー ジーン・キングの伝記的な映画「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」が、ゴールデングローブ賞にノミネートされた。受賞すれば、テニスにまつわる映画作品が大きく取り上げられる機会に…

女子テニス協会であるWTAの創設者の一人で、伝説的な選手でもあるビリー ジーン・キングの伝記的な映画「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」が、ゴールデングローブ賞にノミネートされた。受賞すれば、テニスにまつわる映画作品が大きく取り上げられる機会にもなりそうだ。

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」は主に、1970年代の女性解放運動の盛んな時期に行われた、男女間でのエキシビジョンマッチを指す。

ビリー ジーン・キングはその中で、「ウィンブルドン」と「全米オープン」で優勝した経験を持つ、当時55歳のボビー・リッグス(アメリカ)と1973年に対戦。試合自体は、6-4、6-4、6-3のストレートでキングの圧勝となった。

ビリー ジーン・キングは国際テニスの殿堂入りも果たしており、現役時代には、世界ランキング1位になったほか、グランドスラムのタイトルを39回獲得しており、今では伝説的な選手とみなされている。

同賞にノミネートされた「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」は、アメリカ、イギリスなどではすでに公開中だ。

同作品の中でビリージーン・キングを演じるエマ・ストーンが、ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞の候補に。ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞の候補に、ライバルのリッグス役を演じるスティーブ・カレルがそれぞれノミネートされた。キング役、リッグス役のダブル受賞となるかどうかも注目だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は1973年当時のビリージーン・キングとボビー・リッグス

(Photo by Bettmann)