ニュージーランドラグビー界の2017シーズン表彰式が14日にオークランドでおこなわれ、年間最優秀選手賞は、同国代表“オールブラックス”のLOとして歴代最多の96キャップを重ね、9年ぶりのスーパーラグビー優勝を遂げたクルセイダーズの主将でも…

 ニュージーランドラグビー界の2017シーズン表彰式が14日にオークランドでおこなわれ、年間最優秀選手賞は、同国代表“オールブラックス”のLOとして歴代最多の96キャップを重ね、9年ぶりのスーパーラグビー優勝を遂げたクルセイダーズの主将でもあるサム・ホワイトロック(29歳)が受賞した。スーパーラグビー最優秀選手にも選ばれ、2冠に輝いている。

 最優秀チーム賞は、今年開催された女子ラグビーワールドカップで2大会ぶり5回目の優勝を果たし、女子チームとして初めてワールドラグビー(国際統括団体)のチーム・オブ・ザイヤーに輝いた女子15人制ニュージーランド代表“ブラックファーンズ”が初受賞となった。

 そして、ブラックファーンズを世界一に導いたグレン・モーア ヘッドコーチが年間最優秀コーチに選ばれている。

 女子最優秀選手賞は、ブラックファーンズのFLとしてワールドカップ優勝に貢献し、女子セブンズ代表の主将でもあるサラ・ゴスが受賞。ゴスは先月、チェコのプラハでおこなわれた国内オリンピック委員会連合(ANOC)による表彰式で、オセアニアのベスト・フィーメイル・アスリート賞にも輝いていた。

 9月に現役引退を発表した7人制ラグビーのレジェンド、DJ・フォーブスは、オールブラックス・セブンズ年間最優秀選手賞とNZラグビー選手協会賞を受賞。
 女子のセブンズ最優秀選手賞は、4月の北九州セブンズでも活躍したルビー・トゥイに贈られた。

 また、オールブラックスの背番号11を不動のものとしつつある20歳のリーコ・イオアネは、今年のテストマッチで11試合に先発し10トライを挙げ、ワールドラグビーの年間最優秀新人賞に加え、マオリ最優秀選手賞を獲得している。

 国内の最優秀新人賞は、ワールドラグビーU20チャンピオンシップで2年ぶりに王座を奪還したU20ニュージーランド代表のHOアサフォ・アウムアが受賞。

 そして、オールブラックスのワールドカップ連覇に大きく貢献し、今年退任したウェイン・スミス元アシスタントコーチに特別賞が贈られた。