12月18日、東京ドームで行われる第31回アメリカンフットボール日本社会人選手権ジャパンエックスボウル。5年連続9回目出場の富士通フロンティアーズと3年ぶり2度目の進出となるIBMビッグブルーが激突するが、両チームの新人に少し変わった繋がりのある選手がいる。

IBMの新人RB伊藤隆貴(東経)と、富士通の新人WR猪熊星也(立命)だ。

2人は共に駒場学園高校出身。しかし、当時からフットボール部に所属していたのは猪熊のみで、伊藤はテニス部に所属していた。

駒場学園高に入学した時、伊藤は6歳上の兄で現在、IBMでチームメイトとしてプレーしているWR伊藤淳太(駒澤)が大学でフットボールをプレーしていたこともあり、一度はフットボール部に入部しようと考えた。しかし、駒場学園高の中でも常に全国大会レベルで活動しているフットボール部は、学校の中でも一目置かれる存在だった。当時の伊藤は気後れしてしまい、フットボール部ではなくテニス部に入部した。

高校3年時、クラスメイトの誘いもあってフットボール部の試合に応援に行ったことがあった。その試合で大活躍していたのが当時RBだった猪熊だった。

高校生ながら国内トップクラスの40ヤード走4秒5のスピードを持っていた猪熊は当時から強豪大学のリクルーターたちが注目する存在だった。そんな猪熊の走りを見て「大学ではフットボールをしようと決めました」と伊藤は言う。

伊藤は関東学生3部リーグ出身ながら、IBMのトライアウトに合格。今季はRB高木稜(京大)が負傷でベンチに控えたクォーターファイナルのLIXIL戦で16回67ヤードを走り、リプレイスメントとして及第点の活躍をした。

一方、立命館大3年時に主力WRとして甲子園ボウル制覇を経験。4年時には学生日本代表として大学世界選手権に出場した猪熊は、富士通でもリターナーとしていきなり存在感を発揮している。

伊藤にとっては猪熊は同級生でありながら、フットボールを始めるきっかけを与えてくれた憧れの選手でもある。同級生でありながら、お互いに顔を知っている程度でほとんど会話をしたことがないのはそのためだ。

「自分にとって猪熊は憧れの存在です。自分はRBとしてまだまだというのも自覚しています。しかし、同じフィールドに立つ以上、今は負けたくないという気持ちが強い」

伊藤は猪熊に負けない活躍をすることを目指して、東京ドームのフィールドに立つ。

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