【SS2016東日本】プリンズ(八王子市1部)が4年ぶりの参戦!エアロ2012でノーノー2回、4試合連続完封含む32イニングス連続無失点で伝説の初出場優勝16年目の夏を迎えるストロングリーグは恒例の夏季選抜交流トーナメントの開幕が待ち遠しい…

【SS2016東日本】プリンズ(八王子市1部)が4年ぶりの参戦!エアロ2012でノーノー2回、4試合連続完封含む32イニングス連続無失点で伝説の初出場優勝

16年目の夏を迎えるストロングリーグは恒例の夏季選抜交流トーナメントの開幕が待ち遠しい。
今夏、気温35度オーバーの灼熱の滝が原で、思いも寄らぬ圧勝劇が見られるかもしれない。

なんとだ、2012年にエアロックカップに参戦し初出場初優勝を飾ったプリンズが4年ぶりに帰って来る。
主戦の東京都1部大会に集中すべく、プリンズは、4シーズンもの間、オープン大会参戦を控えていた。その間、強豪企業に混じり3度のベスト8進出を果たすなどしっかり結果を残し力を付けてきた。

東京都1部大会と言えば、近年、クラブチームの活躍が目覚ましく、昨年より東京バンバータやT-Fiveといったクラブがベスト4進出を果たす活躍をみせている。そもそも2013年のプリンズのシードチーム撃破、連続ベスト8進出劇がクラブチームの大きな可能性を世に知らしめたことは言うまでもない。90年代から参戦し続けベスト8を経験するマミーズの挑戦然り。

プリンズの首脳陣は五十嵐俊輔会長、五十嵐貴和GM、高橋哲夫監督ら。ひとりひとりが考える野球を実践するスタイルが持ち味。

リーグ復帰には時間がかかったものの多数のメンバーがSWBCJAPANに選ばれシーズンを通し活躍している。外に出て、高いレベルで経験してこい。若き選手を代表チームに留学させるという陣営の発想がハマり、自チームに好影響をもたらしたという。

プリンズは、SWBCJAPANトライアウト合格率が100%で、SWBCJAPAN経験者はなんと計11人を数える。個々のポテンシャルの高さは勿論のこと、高いレベルでチーム戦術に溶け込んでいけるだけの力を兼ね備えていることになる。現在、SWBCJAPANではプリンズ会長の五十嵐俊輔氏がコーチを務め、五十嵐貴和GMは主将を任され、菊地三兄弟の三男である菊地睦内野手らがプレイヤーとして奮っている。

今後も、東京都1部大会参戦を主に連盟での活動がメインとなるが、五十嵐俊輔会長は『”オープン大会”という別視点でも学ぶものがある』と考え、スキルアップの場にすべく、4年ぶりの参戦を決意したのだ。

「参戦する以上、優勝することが条件です。勿論チャレンジャーの気持ちを忘れず」高橋監督とナインは口を揃える。

4年ぶりの参戦にあたり五十嵐貴和GMも自信を覗かせている。
「4年前は、バッテリーとスピード野球で押せ押せの感じでしたが、いまはそこに緻密さと賢さを追求してます!メンバーが年を重ねただけなんですけどね。でも、出場するからにはプリンズの野球で頂点を目指しますよ!」
今大会のライバルをあえて問うと、五十嵐俊輔GMは「とにかく県外のトップチームとの対戦は楽しみですね」と取材陣をするりとかわし、滝が原の駐車場をあとにした。

プリンズと言えば、バッテリー中心とした守りのチームではあるが、経験を積み、4年前より随分とスケールアップしている。

若いプレイヤーが育ち、菊地(理)投手、ルーキーのアンダースロー徳島投手は要注意だ。菊地(理)投手は前述の菊地(崇)投手の弟で、今春都大会優勝の青梅信金に1失点完投勝利したタフガイで、攻守の要として欠かせない。徳島投手は制球力がありアンダースローながら力のあるボールを投じ打者を翻弄する。そしてなんと言っても、菊地(崇)投手の存在は欠かせない。若手が順調に育っても「エースは菊地(崇)です」と五十嵐貴和GM。菊地(崇)投手-五十嵐貴和バッテリーは、4年前のエアロックカップ優勝時に1回戦から決勝戦終盤までノーヒットノーラン2回、4試合連続完封を含む32イニングス連続無失点の金字塔を打ち立て、2013年の都大会でシードチームの佐川急便関東を完封し一躍その名を轟かせた名コンビ。

攻撃面では個々の技量を活かした徹底した繋ぎの野球が見所。派手さはないが、1番から9番まで攻撃の起点となり得点を生み出すチーム力を備える。中でもSWBCJAPANでも活躍した鈴木選手、平林兄弟らは、わりとしぶとく足もある。若手が掻き回し着実に得点を重ねていく破壊力は健在だ。

五十嵐貴和選手、菊地理選手は攻撃のキーマンで不動の3、4番を務める。大学時代に4番で全国優勝を経験してる新田選手は大会屈指のスラッガー。坂内選手は期待の若手捕手で昨年までSWBCJAPANで活躍した逸材。

なにより4年間、東京都1部大会でトップ企業チームと競ってきた経験値は他で成し得ない財産。実戦を中心に身に付けたプリンズ野球がSS2016東日本で全開するつもりだ。

今夏は地元八王子滝が原での開催とあり、既に気合い満点。
前回覇者・青木製作所Snugs(神奈川)、4年連続ファイナル進出のGCアスレチックス(埼玉)らも気を引き締めなければいけない。

強豪たちをまとめて一蹴するならばプリンズか。

◎プリンズ
http://www.baseball.gr.jp/database/database.cgi?cmd=dp2&num=3086

◆SS2016東日本
http://www.baseball.gr.jp/16ss/
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http://www.baseball.gr.jp/14stn/160517.htm