12月18日(月)、東京ドームで行われる第31回アメリカンフットボール日本社会人選手権ジャパンエックスボウル。5年連続出場で初の連覇を狙う富士通フロンティアーズのキーパソンの一人がWR中村輝晃クラーク(日大)だ。今季はレギュラーシーズン27…

12月18日(月)、東京ドームで行われる第31回アメリカンフットボール日本社会人選手権ジャパンエックスボウル。5年連続出場で初の連覇を狙う富士通フロンティアーズのキーパソンの一人がWR中村輝晃クラーク(日大)だ。

今季はレギュラーシーズン27捕球476ヤード6TDとチームリーダーとなる活躍を演じている富士通のエースレシーバーである。

日大時代からオフ・バランスでも確実にキャッチができる国内トップクラスのレシーバーの一人だが、スラリとしたモデルのような肢体とルックスにそぐわない激しい闘争心を思っていることは、あまり知られていない。

「ヒットを受けた後もついつい粘り過ぎて、よくコービー(キャメロン/QB)に怒られます」

富士通QBコービー・キャメロンからは、ファンブルする危険が高くなるため、捕球後にあまり粘り過ぎないよう言われているほど、ヒットに対してまったく恐怖心を持っていない。

激しくヒットされることに対してまったく恐怖心なくプレーできるのは、駒場学園高校時代の練習が役に立っていると中村は言う。

「ヘルメットを着けずに20ヤードぐらい離れたところに置いてあるダミーに全力疾走してヒットする練習を繰り返ししていました」

駒場学園では伝統になっている練習だ。野蛮に聞こえるかもしれないが、頭でヒットをせず、肩で安全に確実にヒットする技術を養うこともできる、ある意味合理的な練習でもある。

高得点力を持つIBMとの一戦は、1ヤード、1インチが勝負を分ける接戦になる可能性が高い。中村は恐怖心を抱かずにプレーすることで、勝負所をものにして勝利をつかみたい考えだ。

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