ATPのシニアツアー「ATPチャンピオンズツアー」の決勝が12月3日に行われ、フアン カルロス・フェレロ(スペイン)とマラト・サフィン(ロシア)が対戦。両者ともに元世界ランキング1位の実力者同士がぶつかり合い、6-3、6-4のストレートでフ…

ATPのシニアツアー「ATPチャンピオンズツアー」の決勝が12月3日に行われ、フアン カルロス・フェレロ(スペイン)とマラト・サフィン(ロシア)が対戦。両者ともに元世界ランキング1位の実力者同士がぶつかり合い、6-3、6-4のストレートでフェレロが勝利し、優勝した。

フェレロはツアーの公式サイトによると「マラトとの試合は楽しかった。僕達は昔から仲がいいんだ」「素晴らしい試合だった。二人とも好調だと思うし、すごく楽しかった。僕らはこういう試合を楽しもうとしてるんだ」と語った。

フェレロは2003年に「全仏オープン」で優勝した2000年代のスペインを代表する選手の一人で、現在は世界ランク4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)のコーチを務めている。

対戦したサフィンはフェレロと同じ37歳。2000年に「全米オープン」、2005年に「全豪オープン」で優勝しており、2016年にはテニスの殿堂入りを果たしている。

昔から仲が良いという両者の戦いは、終始フェレロ優位で試合が進められた。サフィンは試合が3日目ということでベストの状態だったと言えなかったという。

優勝したことが嬉しかったのはもちろんだが、フェレロにとってはそれだけではなかったようだ。公式サイトでは「勝つことは一番の目標ではなくて、ただ楽しむこと。ロンドンは素晴らしかった。この1週間ずっと。なにもかも完璧だったよ」と語り、旧友との試合を大いに楽しんだようだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2014年の「チャンピオンテニスリーグ」のときのフェレロ

(Photo by Sanjeev Verma/ Hindustan Times via Getty Images)