元世界ランキング1位で、「全仏オープン」で優勝した経験も持つフアン カルロス・フェレロ(スペイン)。2012年シーズンを最後に引退し、現在はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)のコーチも務めている彼が、いま男子プロテニス協会ATPのシニアツア…

元世界ランキング1位で、「全仏オープン」で優勝した経験も持つフアン カルロス・フェレロ(スペイン)。2012年シーズンを最後に引退し、現在はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)のコーチも務めている彼が、いま男子プロテニス協会ATPのシニアツアー「ATPチャンピオンズツアー」で活躍している。

「ATPチャンピオンズツアー」のシーズン最終戦「チャンピオンズテニス」が、イギリスのロイヤル・アルバート・ホールで開催中。2日にフェレロは、ファブリス・サントーロ(フランス)に6-4,6-3で勝利し、決勝へと進出した。

「ATPチャンピオンズツアー」公式サイトによると、この試合フェレロは第1セットの終盤にブレークに成功してリードを奪い、第2セットはより楽に試合を運んだという。5-1とリードした後、勝負を決めた。

フェレロは「ファブリスとの試合は、見ての通り楽じゃない。ありとあらゆるショットを持っているから、慎重にプレーしなければならない」「(現役時代、ATPワールド) ツアーに出ていた頃、ファブリスとの試合はいつもすごく楽しかった」と語ったようだ。対戦したサントーロは「今回もいい試合だった。2セットともいいテニスができた」「第1セットはご覧の通り、すごい接戦で、フアン カルロスのほうが僕より少しいいプレーをした」と語ったという。

決勝では、フェレロとマラト・サフィン(ロシア)の対戦が決まっている。フェレロとサフィンはどちらも元世界ランク1位で、現役時代ATPワールド・ツアーの戦績は、6勝6敗と拮抗している。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPファイナルズ」でズベレフを見守るフェレロ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)