2年ぶり日本一でさらに1億円プレーヤー続出か 師走を迎え、冬の気配に包まれ始めた日本列島。この時期のプロ野球界で注目を集…

2年ぶり日本一でさらに1億円プレーヤー続出か

 師走を迎え、冬の気配に包まれ始めた日本列島。この時期のプロ野球界で注目を集め、テレビや新聞紙面上を賑わせる話題と言えば、FAやポスティングでのメジャー挑戦などの移籍関連、そして来季に向けた契約更改交渉となるだろう。

 すでに各球団で契約更改交渉はスタートし、先日はセ・リーグ最多勝と最優秀防御率の2冠に輝き、沢村賞も獲得した巨人の菅野智之投手が2億2000万円増の4億5000万円で契約を更改。今後も続々と大物選手の交渉が行われ、世間を賑わすことだろう。

 そんな中で近年、他球団を凌駕する破格の契約が並ぶのが、今季2年ぶり8度目の日本一に輝いたソフトバンクだ。ここ10年間で5度のリーグ優勝、4度の日本一、Aクラスが8回の常勝軍団。結果が残れば、選手たちの年俸も上がっていくのは当然のこと。とはいえ、見渡してみると、これがまた凄い。

 今季を見ると、1億円プレーヤーが15人、2億円プレーヤーが11人もおり、3億超えが9人、そして4億円超が、なんと7人もいるのだ。セ・リーグ覇者の広島は1億円プレーヤーが7人、3億円超えは推定年俸3億1000万円のジョンソンただ1人。巨人は、1億円プレーヤーこそソフトバンクと凌ぐ17選手いるが、2億円プレーヤーは12人、そして3億超は3億5000万円の坂本勇人、3億2000万円の山口鉄也、3億円の陽岱鋼の3人。5度のリーグ優勝はリーグ最多、4度の日本一は12球団トップの回数であることからも、ソフトバンクが突出している。

複数年契約は16人も今季で6人が終了、新たに複数年を勝ち取る選手は?

 ソフトバンクの主力としてプレーした選手の交渉は、12月1日から始まった。今季も2年ぶり日本一に輝いており、当然、多くの選手がアップとなるだろう。1億円を超える選手がさらに増える可能性は高い。さらに、ソフトバンクは複数年契約を結んでいる選手の数も多いのが特徴で、今季は16選手が複数年契約期間中だった。

 今季で複数年が切れるのは3年契約が終わった松坂大輔投手(既に退団が決定)、4年契約の内川聖一外野手、2年契約の五十嵐亮太投手、2年契約の吉村裕基外野手、そしてFA移籍で2014年に4年契約で入団した中田賢一投手、鶴岡慎也捕手(FA権を行使して退団)の面々。6選手の複数年契約が切れるが、取得したFA権を行使せず残留する明石健志内野手や川島慶三内野手らには、新たに複数年契約が提示されるかもしれない。また五十嵐はすでに1日に契約更改を終え、1000万円アップの3億6000万円プラス出来高でサインしている。

 そんなソフトバンクで今季1億円超、複数年契約となっていた選手の契約状況と今季の成績は以下の通りとなっている。

【ソフトバンクの1億円プレーヤーたち】
※金額は推定、カッコ内は複数年契約の今季の年数。

○デニス・サファテ 5億円(3年契約2年目)
66試合2勝2敗3ホールド54セーブ 防御率1.09
パ・リーグMVP、最多セーブ

○リック・バンデンハーク 4億円(4年契約2年目)
25試合13勝7敗0ホールド0セーブ 防御率3.24

○和田毅 4億円(3年契約2年目)
8試合4勝0敗0ホールド0セーブ 防御率2.49

○松田宣浩 4億円(4年契約2年目)
143試合531打数140安打24本塁打71打点 打率.264
ゴールデングラブ賞

○松坂大輔 4億円(3年契約3年目)
1軍登板なし

移籍1年目で打撃2冠のデスパイネは4億円

○攝津正 4億円(3年契約2年目)
7試合0勝2敗1ホールド0セーブ 防御率5.61

○アルフレド・デスパイネ 4億円(3年契約1年目)
136試合478打数125安打35本塁打103打点 打率.262
本塁打王、打点王、ベストナイン

○内川聖一 3億5000万円(変動制4年契約4年目)
73試合266打数79安打12本塁打50打点 打率.297

○五十嵐亮太 3億5000万円(2年契約2年目)
46試合6勝0敗11ホールド0セーブ 防御率1.73
→1000万円アップの3億6000万円プラス出来高で更改

○柳田悠岐 2億6500万円
130試合448打数139安打31本塁打99打点 打率.310
最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞

○長谷川勇也 2億円(3年契約2年目)
23試合37打数8安打2本塁打7打点 打率.216

○本多雄一 1億8000万円(2年契約1年目)
62試合122打数26安打0本塁打8打点 打率.213

○中村晃 1億5000万円
143試合511打数138安打6本塁打42打点 打率.270

○今宮健太 1億4500万円
141試合526打数139安打14本塁打64打点 打率.264
ベストナイン、ゴールデングラブ賞

○武田翔太 1億2000万円
13試合6勝4敗0ホールド0セーブ 防御率3.68

年俸1億円以下も複数年契約を結んでいる選手は?

【推定年俸1億円以下の複数年契約選手】
○中田賢一 9500万円(4年契約4年目)
18試合7勝6敗0ホールド0セーブ 防御率4.57

○鶴岡慎也 7600万円(4年契約4年目)
29試合28打数9安打3本塁打5打点 打率.321

○吉村裕基 5000万円(2年契約2年目)
8試合17打数3安打2本塁打2打点 打率.176

○城所龍磨 4000万円(2年契約1年目)
2試合3打数0安打0本塁打0打点 打率.000

○高谷裕亮 3400万円(2年契約1年目)
92試合175打数36安打1本塁打20打点 打率.206(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)