ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が新しく元世界ランキング8位のラデク・ステパネク(チェコ)をコーチとして招聘したことを自身のInstagramのライブ配信で発表した。ジョコビッチは今年の「ウィンブルドン」を右肘故障により途中棄権。シーズン残…

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が新しく元世界ランキング8位のラデク・ステパネク(チェコ)をコーチとして招聘したことを自身のInstagramのライブ配信で発表した。

ジョコビッチは今年の「ウィンブルドン」を右肘故障により途中棄権。シーズン残りの欠場を発表しており、現在は復帰に向けて調整中。

ジョコビッチは元世界ランキング1位のアンドレ・アガシ(アメリカ)がコーチとしてサポートしており、そこに新しくステパネクも参加する形になる予定だ。

ジョコビッチはステパネクの参加について次のようにコメントしている。

「僕はいつも彼の決断力、情熱、スポーツを愛する気持ちに感心しています。彼は多くの経験と知識を持っていて、長年の間、高いレベルのプレーをしてきました。僕は彼と力を合わせられるのがとても嬉しいし、僕を支えてくれる新しいチームと一緒に戦うのが待ちきれないよ」

また、自身の怪我についても

「新しいシーズンが始まりますが、僕が離脱した場所に戻るには長い道のりを行かねばなりません。僕たちは、急がないで一歩一歩進むことが必要だとよくわかっています。具合はすいぶん良くなったし、試合がとても待ち遠しい」

とコメントした。

また、新しくコーチとして参加することになったステパネクは

「僕にとっては新しくエキサイティングなチャレンジで、とても楽しみにしています。テニスコートの外でも長年の友人だったから、僕たちの友情と、互いに似た考え方はきっとコートの上で結実すると思います。思い出深い瞬間を一緒に経験することになるでしょう」

とコメントしている。

ステパネクは1996年にプロデビューしたベテラン選手。2016年には「全仏オープン」に予選を勝ち上がって本戦入りし、1回戦で敗退したものの、アンディ・マレー(イギリス)を相手に6-3、6-3、0-6、3-6、5-7のフルセットまでもつれ込む接戦を繰り広げた。そして2017年に現役引退を発表している。(テニスデイリー編集部)

※写真は今年の「ウィンブルドン」で休養を発表したときのジョコビッチ

(Photo by Joe Toth - AELTC Pool/Getty Images)