大谷がメジャー挑戦表明で変革のオフに 大逆転でリーグ優勝を果たし、日本一へと駆け上がった2016年から一転、2017年は…
大谷がメジャー挑戦表明で変革のオフに
大逆転でリーグ優勝を果たし、日本一へと駆け上がった2016年から一転、2017年は日本ハムにとって厳しい1年となった。大谷翔平が負傷のために開幕から投手ではプレー出来ず、開幕直後には肉離れで長期離脱。有原航平や中田翔ら主力の面々も不振に陥り、苦しい戦いを強いられた。
4月半ばから下旬にかけて10連敗があるなど、シーズン序盤から下位に低迷。浮上のきっかけがなかなか掴めないままに、パ・リーグ5位でシーズンを終えた。60勝83敗の借金23。前年から大きく数字を落とすシーズンとなった。
大谷翔平がメジャー挑戦を表明し、増井浩俊、大野奨太といったチームを支えてきた中心選手がFA権を行使。日本ハムにとっては、2018年に向けて大きな変革のオフとなるだろう。
ベテランの飯山裕志内野手が現役引退を表明。武田久は退団し、古巣の日本通運で選手兼任コーチとして現役を続行することになり、3選手が戦力外に。榎下陽大投手は現役を引退し、球団職員に転身することを発表した。外国人では、守護神として2016年の日本一に貢献したクリス・マーティン投手、今季途中に加入したヤディル・ドレイク外野手の退団が決まっている。
ここでは引退や戦力外などとなり、今季限りでチームを去る主な選手のこれまでの実績を振り返ってみたい。
◯飯山裕志(引退、2軍内野守備コーチ)
日本ハム一筋20年目。911試合743打数150安打1本塁打45打点、打率.202。鹿児島のれいめい高校から1997年のドラフト4位で日本ハムに入団。1軍デビューは4年目の2001年。内野の全ポジションを高いレベルでこなせる守備の名手として長らくチームを支えてきた。2007年に自身最多となる105試合に出場したが、この年の打席数はわずかに55だった。プロのキャリアのほとんどを守備固めとして生き抜いてきたが、今季は怪我もあって10試合出場にとどまり、ユニホームを脱ぐことを決めた。
◯武田久(退団、日本通運で選手兼任コーチ)
プロ15年目。通算534試合に登板し、31勝30敗167セーブ107ホールド、防御率2.61。生光学園高校、駒澤大、日本通運を経て、2002年のドラフト4位で入団すると、3年目の中盤以降、1軍に定着。2006年に75試合に投げて5勝3敗40ホールド3セーブの成績をマーク。2009年からは守護神の座につき、2011年から3年連続30セーブをマークした。2006年から7年連続50試合登板を記録するなど、長らくリリーフ陣の柱として活躍した。2015年に左膝、右膝を相次いで手術。今季も7試合登板にとどまり、球団から引退の打診も受けたが、現役にこだわり退団する道を選択。古巣の日本通運で選手兼任コーチとして現役を続行することを発表した。2006年最優秀中継ぎ投手、2009、2011、2012年最多セーブ投手。
守護神として昨季の日本一に貢献したマーティンも退団
◯榎下陽大(戦力外、引退)
プロ7年目。通算35試合に登板し、2勝1敗2ホールド0セーブ、防御率3.76。鹿児島工業高、九州産業大からドラフト4位で入団。2013年に9試合に登板し、プロ初勝利をマーク。2016年に自己最多となる16試合に登板してチームのリーグ優勝に貢献した。だが、今季は8試合登板に終わり、オフに戦力外通告に。現役を引退し、球団職員に転身する。
◯瀬川隼郎(戦力外)
プロ3年目。通算10試合登板、0勝0敗0ホールド0セーブ、防御率3.09。北海高からクラブチームの室蘭シャークスへと渡り、2014年のドラフト5位で日本ハムに入団。1年目の2015年に1軍初登板を果たし、この年9試合に登板した。だが、2016年はわずか1試合、そして今季は1軍登板のないまま、戦力外となった。
◯宇佐美塁大(戦力外)
プロ5年目。1軍出場なし。広島工高から2012年のドラフト4位で日本ハム入り。高校通算45本塁打を放ち、スラッガーとして期待されたが、ファームでも思うような結果を残せなかった。2016年、2017年とイースタンリーグで10本塁打を放っていたが、1軍の舞台に手が届かないまま、戦力外となった。
◯クリス・マーティン(自由契約)
NPB2年目。92試合登板、2勝2敗22セーブ48ホールド、防御率1.12。2010年に米独立リーグでプレーし、2011年にレッドソックス傘下入り。ロッキーズ、ヤンキースと渡り歩き、2016年から日本ハムに。開幕直後はセットアッパーとして起用されたが、増井の不振と先発転向により、クローザーとなった。21セーブをマークし、チームの日本一に貢献。今季は負傷での離脱などもあり、登板数を40試合に減らしていた。昨季は2球連続のボーク判定に激怒し、約10秒間にも及ぶセットポジションを見せる場面もあった。防御率1.12の好成績を残しているが、メジャー球団も獲得に興味を示しており、今季で退団となった。
◯ヤディル・ドレイク(自由契約)
NPB1年目。35試合82打数19安打1本塁打3打点、打率.232。キューバ生まれながら、2011年にメキシコへと亡命し、メキシコ国籍を取得。ドジャース傘下などを渡り歩き、今季途中にメキシカンリーグのドゥランゴ・ジェネラルズから日本ハムに加わった。打線強化を期待されたが、結果を残せずに本塁打もわずか1本に終わり、自由契約となった。(Full-Count編集部)