「ウィンブルドン」の芝生や「全仏オープン」の赤土から、「全豪オープン」「全米オープン」のハードまで、コートの種類は違えど、その上で躍動する選手たちのプレーにも目を奪われることもしばしばだろう。特に、プレー中でなくても、思わず見とれる容貌の選…

「ウィンブルドン」の芝生や「全仏オープン」の赤土から、「全豪オープン」「全米オープン」のハードまで、コートの種類は違えど、その上で躍動する選手たちのプレーにも目を奪われることもしばしばだろう。

特に、プレー中でなくても、思わず見とれる容貌の選手も、最近では数多い。そこで今回は特に、将来有望な若手の選手たちのうち、将来的に容姿でも「顔」になりそうな5人を紹介していく。

【1】まさに次世代の「貴公子」 - アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

※写真は「チャイナ・オープン」のときのもの

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

順調にいけばテニス界の次期スターになると見られている、ズベレフ。愛称は「サーシャ」、年齢は20歳。身長は198cm、体重は86kg。現在はモナコに在住している。

弱冠20歳で、世界ランキング4位(2017年11月27日時点)に入っており、テニスそのものの実力も申し分ない。試合ではハードヒットを連発するパワー系の一面も見せるなど、華麗なだけではなく、硬い一面ももつ。2017年にはスター選手のロジャー・フェデラー(スイス)にも勝ってタイトルを獲得するなど、実績面でも着実に積み上げている。将来も有望だ。

【2】幼さの残る18歳のスター候補 - デニス・シャポバロフ(カナダ)

※写真は「ロジャーズ・カップ」のときのもの

(Photo by Minas Panagiotakis/Getty Images)

シャポバロフはカナダ国籍の18歳で、注目株の一人だ。まだティーンネイジャーながらすでに、ズベレフとともに、テニスの将来を担うのではないかと目されている。身長は183cm。体重は76kg。居住地はバハマ。

プレー中に見せるダイナミックなフォアハンドとサービス、華やかな見た目の片手バックハンドを繰り出し、観衆の注目を集めており、プレー面でもスター性は抜群だ。2017年には、ATPが表彰する「The Most Improved Player」に選出された。すでに次世代のテニス界の顔役のポジションを確保しつつあるといえるだろう。

【3】ロシアから来た次世代スターの筆頭株 - アンドレイ・ルブレフ(ロシア)

※写真は「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」のときのもの

(Photo by Emilio Andreoli/Getty Images)

ルブレフはアメリカ大陸やヨーロッパの出身選手とはまた一味違う、ロシア出身のスマートな選手。「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」でも、ラウンドロビンを突破して準決勝に進出するなど、表舞台での活躍も目立ち始めてきた。

年齢はズベレフと同じく20歳で、身長は188cm。体重68kg。世界ランキングは現在39位(2017年11月27日時点)。まだまだこれからがキャリアの本番だとはいえ、質実剛健なテニスは見もので、その強さも注目に値する。すでに50位以内に入ってきている実力派でもある。

【4】もう一人のロシア出身のスター候補 - カレン・カチャノフ(ロシア)

※写真は「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」のときのもの

(Photo by Emilio Andreoli/Getty Images)

カチャノフも次世代の中心選手になると見られる、若手の選手だ。年齢は21歳で、居住地はUAEのドバイ。身長は198cm、体重は88kgと大柄だ。優れた体格をいかして繰り出すさまざまなショットの質の高さも見所だ。

2017年には「ゲリー・ウェバー・オープン」で錦織圭(日清食品)と対戦した実績もある。同大会では、錦織の棄権により白星を得た一方で、その前年の「全米オープン」では2回戦で対戦した。その際は、錦織が6-4、4-6、6-4、6-3で勝利しており、近年の決着をつけた直接対決では錦織に軍配が上がっている。ただ、まだまだこれからテニスの伸び盛りを迎えるカチャノフが、錦織と再び熱い戦いを繰り広げてくれるかにも注目だ。

【5】ルックス評価も急上昇? - ステファノス・チチパス(ギリシャ)

※写真は「成都オープン」のときのもの

(Photo by Zhong Zhi/Getty Images)

ステファノス・チチパス (ギリシャ)もまだ10代ながら、将来を嘱望される次世代スターの候補だ。年齢は19歳で、身長は193cm。体重は83kg。まだ10代ながら、世界ランキングでも100位以内に食い込んできており、今後のシーズンの随所に顔を現すとみられている。

今年は「ヨーロピアン・オープン」で、トップ10にランクインしていたダビド・ゴファン(ベルギー)を破って準決勝に進出するなど、大物ランカーにも勝てる勝負強さも持っている。現在のランキング自体は、91位(2017年11月27日時点)とまだまだこれから上位を目指していきたい位置づけだが、今後、ビッグネームの選手らにどこまで迫れるかも見所のひとつになりそうだ。(テニスデイリー編集部)※写真は左からシャポバロフ(Photo by Minas Panagiotakis/Getty Images)、ズべレフ(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)、チチパス(Photo by Zhong Zhi/Getty Images)、ルブレフ((Photo by Emilio Andreoli/Getty Images)、カチャノフ(Photo by Emilio Andreoli/Getty Images)