11月23日、2日後に日本代表戦を控えたフランス代表が、パリ郊外マルクシでメンバー発表会見を行った。
 チームは23日午前中、会場となるUアリーナで練習を行い、午後、拠点としている「国立ラグビートレーニングセンター」に移動しての会見となった。

 南アフリカ戦から8名替えたメンバーに関してギ・ノヴェス監督は「全員にプレーの時間を与えたかった」
 先発SHに南ア戦で調子の出なかったバティスト・セランを使うことに関しても、同様の理由だった。フランス人記者からの「ベストメンバーと思うか」との問いには「判断はお任せします」

 このところ思うような成績を残せていないチームの心理的な状態を聞いた問いには「とても興味深い質問ですね」と切り返す場面も。
「どんな大きなタイトルを獲ったチームでも、月曜にはすっきりと頭を切り替えているもの。大事なのは勝敗にかかわらず、切り替えること」

 日本代表チームに関しての評価は高かった。
「私は40年前に日本に行って試合をしています。そのときから日本は素晴らしいチームでした。それはいまも変わっていない。スピード、ディシプリン…。ディシプリンは何より、我々がいま最も必要としている物でもあります。スクラムやラインアウトと、ベースになっている部分も強い。モールでトライも出来る。この数年の強化がうまくいっている」と高い評価をした。
 日本で警戒する選手を聞くと、「いません。それはこの試合に限ったことではありません。どんな相手に対しても、チームとして戦うことを考えているので、特に誰を意識するということはないのです」

 会場となるUアリーナは、パリ郊外にあるラシン92のホームスタジアム。この秋、竣工したばかりで、ハイブリッドではない、完全な人工芝の競技場だ(チームのこけら落としの試合は12月22日のトップ14トゥールーズ戦)。
 ノヴェス監督は「今日、選手たちも初めて体験しましたが、感触が天然の芝と全く違い、スピードのあるチームに有利になる。足下が安定しないので、選手たちの関節に負担がかかることになるのでは。すべては試合が終わった後、明らかになるでしょう」と一抹の危惧も明らかにした。(文:森本優子)