台湾遠征を連勝で終えたソフトバンクナインが27日、チャーター便で宮崎空港に帰国した。キャンプ終盤に異例の遠征となった25…

台湾遠征を連勝で終えたソフトバンクナインが27日、チャーター便で宮崎空港に帰国した。キャンプ終盤に異例の遠征となった25日、26日の「2026年台日野球国際交流試合」(台北ドーム)に参加。25日は中信に7-3、26日はWBC台湾代表に4-0と連勝した。小久保裕紀監督(54)は「投手陣がよかった。野手陣もアピールが見えた」と収穫を口にした。宮崎キャンプも残り2日、3月1日のオープン戦西武戦(アイビー)後に福岡へ戻る。

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2試合ナイターを戦った翌日早朝に台湾を出発。異例のキャンプ中の海外遠征を終えたナインは午後1時に雨の宮崎空港に着いた。ハードな日程にやや疲れた表情でバスに乗り込んだが、収穫も大きかった。

小久保監督は「投手陣がよかった」とほめた。中信戦は開幕投手候補の上沢が先発し2回1失点。失点もバッテリーミスが続いてのものだった。松本晴も3イニング投げ、今季から先発転向の尾形が3回無失点7奪三振とアピールした。

そして、圧巻は台湾代表相手に先発した新外国人の徐若熙投手(25=台湾・味全)だ。最速158キロとチェンジアップで3回1安打無失点、1四球2奪三振と快投した。お立ち台で徐若熙は「投手コーチとずっと話しながらやってきて、やっと今日、結果が出ました」と笑顔が弾けた。

キャンプ中は台湾時代の好調時の投球フォームに近づけようと試行錯誤を続けてきたが、ホークスのユニホームを着て凱旋(がいせん)した母国のマウンドできっちり結果を残した。大津も2回無失点。抑えをオスナと争う杉山も今季初実戦で1イニング3者凡退と上々のスタートを切った。

野手陣もオープン戦を前に激しいポジション争いのアピール合戦となった。中信戦で正木が3ラン、井上朋也が2ランを放てば台湾代表戦では笹川が侍ジャパンに続くアーチをかけた。広瀬隆、ドラフト5位高橋隆慶内野手(24=JR東日本)も強い打球を放ち、外野に挑戦するイヒネは強肩を披露した。小久保監督は「初歩的なミスはあったが開幕までに修正すればいい。野手は激しい競争の中、アピールしているのは見られたので」とこちらもうれしい悲鳴だ。

勝敗は関係ない練習試合ではあるものの投手陣は23日侍ジャパン戦、26日台湾代表と2戦連続の完封となった。新しい台北ドーム、ベンチ上でチアが踊り、攻撃中は常に音楽が流れる独特な台湾野球文化に触れながらも2連勝。リーグ3連覇、連続日本一に向け、2月から強さを発揮している。【石橋隆雄】

▽ソフトバンク井上(25日の中信戦で本塁打)「アピールはできたと思います。打撃の状態は良きです!」

▽ソフトバンク・ドラフト5位の高橋隆慶内野手(24=JR東日本)(台湾遠征に新人でただひとり参加)「ナイターが初めてだったので、タイムスケジュールとかそういうものが体験できてよかった」

▽ソフトバンク川瀬(台湾野球の文化の違いに触れ)「きれいなドームで雰囲気も楽しかった。キャンプ中にいい気分転換になりました」

▽ソフトバンク山本(26日台湾代表戦で左足に死球を受け途中交代)「大丈夫。打撲です。明日(28日)も頑張ります」