NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン3 第8節2026…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第8節
2026年3月1日(日)12:00 AGFフィールド (東京都)
クリタウォーターガッシュ昭島 vs ルリーロ福岡
クリタウォーターガッシュ昭島(D3)

低いタックルとスティールでチームを鼓舞するクリタウォーターガッシュ昭島の中尾泰星キャプテン
「試合に出るために、自分に何ができるのか、自分の強みは何か、チームにどう貢献できるのかだけを考えて積み重ねてきた。その結果が“50”という数字なのかなと思う。これからもチームのために何ができるかを考えてプレーすることは変わらない」
身長170cm、体重90kg。フランカーとしては決して大柄ではない。それでも、中尾泰星は誰よりも低く体を沈め、相手の懐に深く刺さるタックルと、地面に絡みつくようなスティールで、幾度も試合の局面をひっくり返してきた。ルリーロ福岡戦で50キャップを迎える彼のプレーに派手さはないが、ここまで積み重ねてこられたのは、低いタックルとスティールという自身の強みを徹底的に磨き続けてきたからにほかならない。
「1年目は試合に出場できるか不安もあったが、強みである低いタックルやディフェンスの部分では、絶対に負けずにやっていこうと思った。その姿勢がコーチの信頼につながり、試合に出させてもらえるようになった。その中で自分のタックルやスティールを出せるようになり、キャプテンとして任される立場にもなれたと思う」
キャプテンを任されて2年目を迎えた中尾は、プレーだけでなくチーム全体を見る力も高めている。
「違う選手に声を掛けたり、全体の状況を見たりすることで、チーム全体を俯瞰できるようになった」と、自身の視野の広がりを実感する。その姿勢は試合中の判断や若手への声掛けに反映され、キャプテンとしての統率力は1年目よりもさらに高まっている。
もちろん、軸は変わらない。タックルとスティールでの貢献が最優先だ。「この二つはこれからもクオリティーを落とさずにやっていきたい」と揺るがぬ意志を示す。
クリタウォーターガッシュ昭島としては厳しい状況が続くが、中尾は戦う姿勢を崩さない。「勝つために全員の意識を一つにすることが大事。若手に経験を積ませつつ、自分自身も成長する。1試合1試合を無駄にできない」と話す。
泥臭くも確実なディフェンス、卓越した仕事量、揺るがないリーダーシップ。まっすぐな視線の先にあるのは、常にチームの勝利だけだ。
(匂坂俊之)