今週の土曜日は、中山競馬場でオーシャンステークス(GIII・芝1200m)が行われます。 過去10年のオーシャンSで…

 今週の土曜日は、中山競馬場でオーシャンステークス(GIII・芝1200m)が行われます。

 過去10年のオーシャンSで3着以内に入った30頭のうち、24頭が前走で1200mに出走。残る6頭のうち5頭は前走で1400m、1頭は1600mに出走となっています。このことから、オーシャンSでは前走で短距離(特に1200m)の流れを経験している馬に分がある一戦だと言えそうです。

 過去10年のオーシャンSはすべて中山芝1200mで開催。中山芝1200mはスタートから3コーナー半ばまで下り坂が続くコースとなっています。下り坂は加速がつきやすいことに加え、1200mでテンから速いラップになるケースが多いため、前走で短い距離を使われている馬の方が対応しやすいのでしょう。

 今年のオーシャンSでも、前走で1200mから1400mに使われている馬の方が短距離のペースに慣れていることから力を発揮しやすいでしょうし、馬券的にも短距離戦から参戦してきている馬を中心視した方がいいかもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走1600mに出走(ただし、芝1200mで勝ち鞍のある馬は除く)
[0-0-0-7]複勝率0%
該当馬:ファンダム
(過去の該当馬:17年ブレイブスマッシュ2番人気4着、16年アルビアーノ1番人気5着)

※特に言及のない限り、データは過去10年のオーシャンS(計10レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるファンダムが該当しました。

 過去10年のオーシャンSにおいて、前走1600mだった馬で馬券に絡んだのは16年エイシンブルズアイのみ。本馬は芝1200mで勝ち鞍のあった馬。しかも、オープン特別の芝1200mでも勝利していることから、短距離への適性に疑う余地はなかった1頭。前走が1600mだったとしても、芝1200mに高い適性を示す適性がある馬については、条件替わりで好走する可能性があると言えるかもしれません。

 しかし、該当馬に挙げたファンダムには芝1200mへの高い適性を示す実績がないどころか、この距離に出走するのが初めてとなります。これまでに出走したレースで最も短い距離は1600m。1200mへの一気の距離短縮に対応できるかは未知数です。

 今回はGIIIとは言え、スプリントGIで実績を残している馬が相手になりますし、テンのダッシュ力に優れたタイプも出走を予定。適性が未知な舞台で強敵相手と厳しい条件が揃った印象ですし、人気ほどの信頼ができないというのが正直なところ。

 過去10年のオーシャンSでは、前走1600mから参戦した馬が人気で凡走するというケースもありますし、大きな期待を寄せることはやめた方が賢明かもしれません。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。