NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第10節(交流…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第10節(交流戦)
2026年3月1日(日)13:30 たけびしスタジアム京都 (京都府)
三菱重工相模原ダイナボアーズ vs トヨタヴェルブリッツ
三菱重工相模原ダイナボアーズ(D1 カンファレンスA)

今シーズンここまで全試合に出場を続けている、三菱重工相模原ダイナボアーズの淺岡俊亮選手
三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)が3月1日(日)、たけびしスタジアム京都でトヨタヴェルブリッツ(以下、トヨタV)と対戦する。相模原DBにとって京都はセカンダリーホストエリアであり、昨季に続き、“京都開催”が実現する一戦だ。
注目は相模原DBの淺岡俊亮。京都成章高等学校、帝京大学を経て、トヨタVに入団。今季から相模原DBへと活躍の場を移した29歳のプロップだ。地元・京都で、昨季まで在籍したトヨタVとの初対戦を前にこう口にする。
「(同じチームにいたため)トヨタVのメンバーとコンタクトする場面は少なくて、僕と対峙したことがない選手も多いと思うので楽しみです。本気でやりたいです」
移籍の背景には、先発で勝負し、プレータイムを延ばしたいという明確な志向があった。今季はその思いを実現させ、開幕から先発に名を連ねると、昨季を上回るペースで出場時間を増やしている。第8節の三重ホンダヒート戦はフル出場し、試合後の表情に充実感を漂わせた。
「昨季の悔しさは、試合(勝敗)が決まったような状態から出場することが多かった点にあります。『試合の最初から出ていれば、自分にもできることがあるのではないか』という気持ちでずっとやってきました。長い時間プレーすることで、自分のプレーの質を磨けますし、体力面での不安もなくなってきました」
相模原DBでの役割は明快だ。スクラムを崩さない、姿勢と角度を保ち、8人の力をまっすぐ前へ伝える“基準値”を出し続ける。加えて、キャリーと状況判断(パスアウト)でチャンスメークを狙う。
「ファーストスクラムに懸けるのがトヨタVのスタイル。まずはしっかり受け切ること。僕らも今週のテーマである“ファースト”という部分で、最初から取っていく、そこでの勝負になると思います」
たけびしスタジアム京都は淺岡にとって、ラグビースクール時代から馴染み、高校の総体決勝でビッグゲインした「いろいろな思いが重なる場所」。京都のラグビーファンにとっては、同じラグビースクール出身でトヨタVに所属する松田力也との“南京都ラグビースクール対決”という側面もある。
昨季の直接対決では、前半に相模原DBがリードを広げ、後半にトヨタVが猛追する展開が繰り返された。だからこそ今節の最大の見どころは“どちらが先に主導権を握るか”だ。
ファーストスクラムの静かな勝利が、京都の午後を左右する。
(宮本隆介)