『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(24)大阪ブルテオン 清水邦広 後編(前編:清水邦広が39歳でコート…

『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(24)

大阪ブルテオン 清水邦広 後編

(前編:清水邦広が39歳でコートに立ち続ける理由 「怨敵」で「盟友」の福澤達哉と歩んだバレー人生を振り返る>>)

 現役のSVリーガーに、バレーボール漫画『ハイキュー‼』を語ってもらうコラボ連載。選手たちが選ぶベストメンバー、共感したシーン、ベストゲームとは?


(c)古舘春一/集英社

 選手写真/SVリーグ

<SVリーガーが語る『ハイキュー‼』>

Q1、監督目線で『ハイキュー‼』のベストメンバーを選ぶなら?

【オポジット】

影山飛雄(烏野高校)

【アウトサイドヒッター】

佐久早聖臣(井闥山学院高校)、日向翔陽(烏野高校)

【ミドルブロッカー】

天童覚(白鳥沢学園高校)、黒尾鉄朗(音駒高校)

【セッター】

宮侑(稲荷崎高校)

【リベロ】

西谷夕(烏野高校)

「オポジット最有力候補の牛島若利(白鳥沢学園高校)はずっと『好き』と言い続けているし、『似ている』とも言われるんですが、今回は影山をライトに置いて、ツーセッターにしました。もうひとりのセッターは宮侑。やんちゃに見えて真面目ですよね。Vリーグ編で、最後に日向へトスを上げるところも好きです。

 サイドは日向。速い攻撃、バックアタックなど変幻自在で、監督目線だと欲しいです。もうひとりは佐久早。守りがいいし、独特な感じの選手がひとりいると面白いので。

 ミドルは天童と黒尾。天童が"ゲスブロック"で荒らして敵スパイカーを振り回し、黒尾が完璧なリードブロック。そのローテで、スパイカーは『どっちだよ』って混乱するはずです。

 リベロは西谷。メンタルが圧倒的に強いし、彼がいるとスパイカーは安心します。ネガティブなことを言わないのは、リベロにとって大事。ブルテオンの山本(智大)に似ている? 確かに明るいし、"打ってこい"って感じがいいですね」

Q2、教訓となった、共感した場面や言葉は?

「好きなシーンは北(信介/稲荷崎高校)さんの『喝采は要らん ちゃんと やんねん』。掃除も、練習も、挨拶も、毎日ちゃんとやれることが大事。ここを読むと、『俺も頑張らなあかんな』ってやる気が出ます。だから、今の学生たちにも読んでほしい。見えないところでの努力は報われますから。正解、不正解は関係なく、バレーはやり続けるのが大事。すごく刺さると思います」

Q3、作中の個人的ベストゲームと、その理由は?

春高予選の烏野高校vs青葉城西高校

「烏野が最後に決めたシーンは、全員がいいプレーをしていました。デュースまでいって最後のつなぎ、日向が決めるんですが......青葉城西の及川(徹)のロングセットを岩泉(一)が打って、西谷が執念で拾うという、すごいプレーの連続。誰もサボらず、ベストパフォーマンスを出しました。自分も試合に入っている感覚になって、試合が終わった瞬間、どっと疲れましたね。バレーはひとりではできないと、あらためて感じましたね」

【プロフィール】

清水邦広(しみず・くにひろ)

所属:大阪ブルテオン

1986年8月11日生まれ、福井県出身。身長192cm、オポジット。福井工大福井高校時代に春高バレーに出場するなど活躍。東海大学在学中の2007年に日本代表に選出され、翌年の北京五輪に出場した。2009年にパナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)に入団後、多くの個人タイトルを獲得するなど、チームを何度も優勝に導いてきた。2021年には東京五輪に出場し、日本代表のベスト8進出に貢献した。