大相撲の西前頭筆頭義ノ富士(24=伊勢ケ浜)が、人生初体験の連続でリフレッシュし、春場所(3月8日初日、エディオンアリー…
大相撲の西前頭筆頭義ノ富士(24=伊勢ケ浜)が、人生初体験の連続でリフレッシュし、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で新三役昇進に挑む。27日、大阪市の部屋で稽古後に報道陣に対応。今月中旬、部屋の旅行でタイに行った際の話として「ゾウに乗っちゃいました。最初、体重制限で『150キロまで』と書いてあって、自分は160キロなんで、どうかなって思ったんですけど、いけました!」と、興奮気味に振り返った。
別の部屋関係者によると、実際には「250キロまで」だったといい、全く問題なかった。ただ、通常は2~4人程度を同時に乗せるのに対し、力士は1人ずつ乗ったという。「乗ったら、めっちゃ高くて、落ちたら大変な高さ。自分の前を歩いていた、尊富士関が乗ったゾウが、急に『パオーン』とか言って、変な動きをしたので、尊富士関、めっちゃ焦った顔していましたよ」と、当時を思い出しながら大笑いしていた。
初体験はゾウだけにとどまらなかった。「トラに触っちゃいました。直接、頭をなでて。現地の人って、もう、トラを犬みたいに扱うんですよ。口のところまで肉を持っていって食べさせて。すごいですよ」と、これまた興奮気味に初体験の出来事を明かした。「あと、ワニが大きく開けた口の間に、頭を入れて写真を撮っている人もいました。さすがに、それは危なすぎると思って、やりませんでしたけど(苦笑)」。思い出話は尽きないようで、次々とエピソードを明かした。
1月の初場所は豊昇龍、大の里の両横綱から金星を挙げ、8勝7敗と勝ち越して殊勲賞を獲得した。それでも番付は据え置き。新三役は、初場所で優勝同点の12勝3敗と好成績だった部屋の兄弟子、熱海富士に譲る格好となった。それでも「悔しいとかは全然ない。部屋として新三役が出たのでよかった。番付据え置きも全く」と、気にも留めずにスケール感の大きさを漂わせた。「自分の相撲を取って」と、文句なしの成績を挙げて、満を持しての新三役昇進が目標。ゾウもトラも恐れず、精神的にも一回り大きくなった。初土俵以来続く、12場所連続勝ち越しを果たした先に、人生初体験の地位が待つと信じて突き進む。【高田文太】