肘の状態が芳しくない中でも治療を受けながら、プレーし続けるというスタントン(C)Getty Images 球界を代表する…

肘の状態が芳しくない中でも治療を受けながら、プレーし続けるというスタントン(C)Getty Images
球界を代表する大砲は、満身創痍の状態でも戦う意欲だけは失っていない。
現地時間2月26日、ヤンキースのジャンカルロ・スタントンは、両肘にPRP注射(血小板を利用した治療法)からの回復状況について、米メディア『NJ.com』で「今もペットボトルの蓋も開けられない」と告白した。
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まさに衝撃的な一言だ。現在36歳の13年総額3億2500万ドル(約481億円)の契約を残した中で2018年にマーリンズからヤンキースにトレードで電撃加入。アーロン・ジャッジとの共闘が大いに期待されたが、移籍後は相次ぐ故障によって成績が低迷。毎シーズンのようにコンディション不良に悩まされてきた。
17年シーズンに年間59本塁打を放った規格外のパワーも鳴りを潜めている。春先に肘の治療を余儀なくされた昨季も本格復帰を果たしたのは6月末。出場77試合で、24本塁打、打率.273、OPS.944とまずまずの成績こそ残したが、2019年以降のレギュラーシーズンにおける出場率はわずか56.4%(1032試合中582試合)。1年を通じた活躍ができずに苦しんでいるのは、火を見るよりも明らかなのだ。
そうした中で現状は芳しくない。「この仕事をしているうちは治ることは絶対にない。気分なんかと同じように、良い日もあれば、悪い日もある」と赤裸々に明かしたスタントンは「ポテトチップスの袋すらも開けられないんだ。それが現実だよ」と告白。日常生活にも支障が出ていることを続けた。
それでも「フルシーズン戦いたいんだ」とスタントンのメンタルは折れていない。「助けがないとできないこともある」という現実に、ボロボロのベテランは打ちのめされてはいない。
「数か月の離脱を余儀なくされる手術を受けたからって完全に治るわけじゃない。俺にとっては医者が何を言おうと関係ない。何が起きているのかを彼らは分かっていないんだ。とにかく俺の仕事は打席に立つこと。そして、打球に最大限の力を入れることだ。痛みのことを忘れて、ただただやり遂げるしかないんだ」
とにかく打って、勝利に貢献したい――。その意欲で満身創痍の身体に鞭を打つスタントン。その決意は形となって実を結ぶだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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