アマチュアボクシングで49戦49勝(33KO)無敗を誇り、世界ユース、全日本選手権など9冠を達成した藤木勇我(18)が…

 アマチュアボクシングで49戦49勝(33KO)無敗を誇り、世界ユース、全日本選手権など9冠を達成した藤木勇我(18)が27日、横浜市内のホテルで会見し、大橋ジムに所属しプロに転向することを発表した。

 藤木は大阪・興国高で出場した高校全国大会(選抜、総体、国体)を6大会すべて制覇。さらに高1でアジアジュニア選手権、高2でU―19世界選手権で金メダルを獲得。昨年11月の全日本選手権では男子ウエルター級(65キロ以下)で優勝。17年大会の現WBA世界スーパーフェザー級3位の堤駿斗(志成)以来となる高校生Vを果たし、計9冠を達成した。

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=、WBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=大橋=らを擁する名門ジムから、世界を目指す。

 藤木は高校2年の4月から、月1~2回のペースで大橋ジムへの出稽古を続けてきた。24年12月には、防衛戦を控えていた尚弥とマスボクシング(軽めのスパーリング)も行っている。全日本選手権優勝後、11年大会で高校生Vを果たした井上尚がSNSに「スーパー高校生 藤木勇我 高校生で全日本選手権優勝 やっぱり強い!!要チェックだ」と投稿した。

 プロデビュー前から、注目度は世界レベルだ。ボクシング界で最も権威がある米専門誌「ザ・リング」が、昨年12月号で4ページを使って藤木の特集を掲載。「17歳の天才少年」と紹介した。

 無敗のままアマチュアを卒業した日本ボクシング界の至宝が、プロの世界で新たな時代を作る。

 ◆藤木 勇我(ふじき・ゆうが)2007年12月25日、大阪市生まれ。18歳。元プロボクサーの父・直樹さんの影響で、兄・勇利(現東農大2年)とともに小学1年からボクシングを始める。・興国高で計6度出場した高校全国大会(選抜、総体、国体)を全制覇。23年にアジアジュニア選手権、24年にU―19世界選手権、25年に全日本選手権を制し、アマ9冠を達成。好きなボクサーは元4世界4階級制覇王者・ローマン・ゴンサレス。身長・リーチともに170センチの右ボクサーファイター。