楽天の藤平尚真が2月11日、3月のWBCに臨む侍ジャパンのメンバーに代替選出された。西武の平良海馬が左ふくらはぎ肉離れで…
楽天の藤平尚真が2月11日、3月のWBCに臨む侍ジャパンのメンバーに代替選出された。西武の平良海馬が左ふくらはぎ肉離れで出場辞退したことに伴う追加招集。昨年11月のプレミア12で圧巻の投球を見せた27歳右腕が、WBC連覇へ向けてブルペンの一角を担う。
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平良辞退とリリーフ転向の成功
平良海馬は当初発表された30人のロースターに名を連ねていたが、キャンプ中の故障により出場を断念。その代役として白羽の矢が立ったのが藤平だった。
藤平は楽天公式サイトで「選んでいただき光栄です。任されたポジションで全力を尽くしたいと思います。侍ジャパンの勝利に貢献できるように頑張ります」とコメント。WBC初選出への決意を語った。
2016年ドラフト1位で横浜高校から楽天入団。当時は先発として期待を集めたが、7年間で10勝16敗と苦しむ時期が長く続いた。転機は2024年。今江前監督の助言を受けてリリーフに転向すると、47試合で防御率1.75、20ホールドの好成績を残した。
プレミア12で世界に名を轟かせた
昨年11月のプレミア12では、初の日本代表として躍動。親善試合のチェコ戦を含む複数試合に登板し、6回で14奪三振、防御率0.00と抜群の安定感を見せた。
中でも1次リーグのキューバ戦は忘れられない。1点リードの9回表、1死満塁のピンチで登板。台風接近による激しい雨の中、次打者モンカダを見逃し三振、続くコスメから空振り三振を奪って試合を締めた。
チェコ、オーストラリア、韓国の3試合では9者連続三振を記録。力強いストレートとキレのあるフォークで打者を圧倒し、奪三振率21.00という驚異的な数字をたたき出した。「自分自身を成長させてもらえた大会」と振り返るように、世界の舞台で手応えをつかんだ。
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連覇へブルペンの柱として期待
今回の選出は予備登録投手ではなく、30人の本登録メンバーへの追加。井端弘和監督が藤平の力を高く評価していることの表れだ。
侍ジャパンには山本由伸、菊池雄星らMLB組の先発陣に加え、ブルペンでも大勢ら実績ある投手が揃う。だがプレミア12でその一角を支えた藤平の存在は大きい。
井端監督はプレミア12後、藤平について「勢いあるボールを投げていた。気持ちが入ってくると球速も上がる。コントロールとボールの勢いで押せて、落差のあるフォークも良い」と評価していた。
リリーフ転向から1年足らずでWBC代表の座を掴んだ藤平。3月6日のチャイニーズ・タイペイ戦で開幕する本番で、さらなる飛躍が期待される。