ブルージェイズの岡本和真内野手が、間もなく侍ジャパンに合流する。メジャー1年目の重要な時期を迎える中、日の丸を背負う決断…

ブルージェイズの岡本和真内野手が、間もなく侍ジャパンに合流する。メジャー1年目の重要な時期を迎える中、日の丸を背負う決断をした29歳は、連覇を目指すチームになくてはならない存在だ。

名古屋からの合流が見込まれる。2023年の前回大会で世界一に貢献した強打者が、再び日本の4番候補として名を連ねる。

【選手紹介】侍ジャパン - 25 - 岡本 和真(トロント・ブルージェイズ)|WBC 2026

メジャー1年目の春を犠牲に 前回優勝の主砲が再び

岡本和真は今年1月、ブルージェイズと4年総額6000万ドル(約93億円、為替により変動)で契約を締結。智辯学園高から2014年ドラフト1位で巨人に入団し、6年連続30本塁打、3度の本塁打王に輝いた実績を引っ提げてのメジャー挑戦だ。

メジャー1年目の春は、新天地に慣れる上で極めて重要な時期。それを承知の上で、WBC出場を決断した。前回大会を率いた栗山英樹前監督は2月19日、宮崎キャンプを訪れた際にこう語っている。

「和真にしても簡単なことじゃない。自分の人生をかけてメジャーに勝負する1年目っていうのはすごく重要な中で、彼らがそういう決断をしてくれた」

村上宗隆とともにポスティング移籍で海を渡った2人。井端弘和監督は1月26日の会見で「WBCに出たいということを踏まえて交渉してくれたようです」と感謝の言葉を述べた。

決勝で本塁打 村上とOM砲再結成へ

前回2023年の第5回大会では全7試合に出場。打率.333、2本塁打、7打点の活躍で世界一に大きく貢献した。

特に印象的だったのが、決勝のアメリカ戦。3対2とリードした7回、カイル・フリーランドから左翼席への追加点となるソロ本塁打を放った。この一発が勝利を確実なものにし、3大会ぶりの世界一を引き寄せる。

村上宗隆も同じ決勝で本塁打を放っており、巨人とヤクルトで「OM砲」として君臨した2人が、世界の舞台でも強打を発揮。今大会でも中軸として期待がかかる。

昨季は左肘靭帯損傷で長期離脱し、69試合の出場にとどまったが、打率.327、15本塁打、49打点と高いパフォーマンスを維持。ブルージェイズのオープン戦でも長打を連発し、メジャーでも通用する打撃を見せている。

岡本和真がメジャー初本塁打 WBC米国代表右腕から先制2ラン

大阪で実戦デビュー 3月2日から強化試合出場へ

井端監督は1月の会見で、メジャー組について「名古屋では集合して欲しい。実戦は大阪からになるかと思います」と説明している。

侍ジャパンは3月2日にオリックス、3日に阪神との強化試合を京セラドームで予定。この2試合から実戦復帰する見通しだ。大谷翔平、山本由伸、鈴木誠也ら日本人メジャーリーガー8人が揃った「史上最強」の侍ジャパンが、ここで初めて姿を現すことになる。

WBC本番は3月6日にチャイニーズ・タイペイとの初戦で開幕。前回大会の経験を生かし、短い調整期間でも結果を残すことが求められる。

メジャー1年目の大切な時期を日本のために捧げる覚悟。連覇への思いを胸に、再び世界の舞台で日本の主砲としての存在感を示す。3月2日の大阪での実戦デビューから、岡本和真の挑戦が始まる。