NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第10節(交流…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第10節(交流戦)
2026年2月28日(土)13:00 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 (東京都)
浦安D-Rocks vs コベルコ神戸スティーラーズ
コベルコ神戸スティーラーズ(D1 カンファレンスB)
コベルコ神戸スティーラーズのアントン・レイナートブラウン選手。「結果にとらわれすぎず、その結果の中からどれだけ学びを得られるかが大事だと思っています」
入念なタックル練習をピート・マーチィ ディフェンスコーチと行い、同僚のイノケ・ブルアと“寝て起きて”のトレーニングを繰り返す。2月26日の全体練習後に見られたのは、基礎的な自主練習に励む姿だった。
「基礎は絶対に怠ってはいけないもの。何度立ち返ってもいいものだと思っています」
今季、コベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)に新加入した世界的センター、アントン・レイナートブラウン。背番号13はプレーヤーの基本を忠実に守る。
前節には、南アフリカ代表97キャップのダミアン・デアレンデ選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ)との豪華マッチアップも!
その戦いの原動力は「競争心」だという。負けず嫌いな性格を前面に、幾多の壁にぶち当たってきた。“オールブラックス”ことニュージーランド代表で刻んだのは『88キャップ』という破格の数字だ。いまの自身にとってポジティブなものとして得た経験を尋ねると、ラグビーワールドカップに出場したことと同時に、その準決勝や決勝での敗戦を挙げた。胸の内はこうだった。
「勝ち負けにかかわらず自分は成長しなければいけません。勝ったときにも学びがありますし、負けたときも、負けて終わるのではなく、その負けを次にどうつなげていくかを意識的に改革しないと、成長できたとしても、成長幅はどうしても小さくなります。結果にとらわれすぎず、その結果の中からどれだけ学びを得られるかが大事だと思っています」
飛び出す言葉の一つひとつは金言であり、至言。一貫性の大切さ。継続は力なり。その重要性を理解しても、長きにわたり実行し続けることは容易ではない。だが、レイナートブラウンはそれを続けてきた。だからこそ、確かな実績を残し、憧れられる存在になった。
ラグビープレーヤーを目指す若い世代がもつべき考えを聞いた。
「まずは『なぜこれが好きなのか』という自分が好きになれる要素をしっかり見つけること。ラグビーをする上での目的やモチベーションになる部分をしっかりもつことが大事です。もちろん成功する上では厳しい道もあるし、いろいろな経験もしなければいけません。決してスムーズではないとは思います。それでも、どれだけその気持ちをもち続けて、一貫性をもって取り組み続けられるか。それが成功するカギだと思います」
神戸Sでプレーしておよそ2カ月半。街や人、チームメートやスタッフと過ごす時間に充実感を得ているというレイナートブラウン。基礎を大切に、日々学ぶ。30歳は“成功のカギ”を示し続ける。
(小野慶太)