NPBエンタープライズは26日、3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されていたパ…
NPBエンタープライズは26日、3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されていたパドレス・松井裕樹投手がコンディション不良のため出場を辞退すると発表した。代わって中日の金丸夢斗投手が追加招集される。背番号は24。
松井は2017年、2023年に続く3大会連続の選出だった。投手での3大会連続選出という快挙となるはずだったが、無念の離脱となった。
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キャンプ中の負傷で無念の決断
19日(日本時間20日)、アリゾナ州ピオリアで行われているパドレスのキャンプで初の実戦形式に登板した松井。しかし投球中に左脚付け根の張りを訴え、途中で切り上げた。
その後の検査でWBCまでの完全回復は困難と判断された。パドレスのクレイグ・スタメン監督は"WBC出場は不透明"との見方を示した。松井自身が出場辞退を決断し、侍ジャパンサイドに伝えたもようだ。WBC出場を断念した松井は、葛藤があったことを明かしている。
経験豊富な左腕の離脱が痛手
楽天時代、松井は最多セーブ3回、通算200セーブを史上最年少で達成するなど日本を代表するストッパーとして活躍した。2023年オフに海外FA権を行使してパドレスに移籍している。
WBCでは2017年の第4回大会で2次ラウンドまでの3試合に登板し2回2/3を無失点。2023年の第5回大会では韓国戦1試合1イニングの登板ながら、チームの優勝に貢献した。
国際大会の経験が豊富で、リリーフ左腕として貴重な存在だっただけに、侍ジャパンにとって痛い離脱となった。
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金丸夢斗が緊急招集 期待と課題
追加招集された金丸は関西大学出身の23歳。2024年3月にアマチュアながら侍ジャパンのトップチームに招集された経験を持つ。同年ドラフト1位で中日に入団し、1年目は2勝6敗、防御率2.61だった。
昨年11月の韓国との強化試合にも招集され、ピッチコムやピッチクロックなど国際ルールに触れている点が評価された。井端弘和監督は早くから金丸の潜在能力を高く買っていたとされる。
ただしプロ2年目の金丸は実績に乏しく、所属チームでは先発を務める投手をリリーフに回す運用が見込まれる。経験では松井に及ばず、井端監督は投手起用に頭を悩ませることになりそうだ。
今大会、侍ジャパンは西武・平良海馬、阪神・石井大智に次いで松井が3人目のリリーフ投手の辞退者となった。WBC連覇を目指す侍ジャパンにとって、救援陣の非常事態は深刻だ。井端監督の投手運用に注目が集まる。