NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン2 第7節2026年2月28日(土)14:30 江東区夢の島…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第7節
2026年2月28日(土)14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)
清水建設江東ブルーシャークス vs NECグリーンロケッツ東葛
清水建設江東ブルーシャークス(D2)
6番で出場予定、清水建設江東ブルーシャークスの大﨑哲徳選手
清水建設江東ブルーシャークス(以下、江東BS)は開幕4連勝と勢いよくスタートしたが、直近2試合は連敗。今季の目標である『上位入替戦進出』を見据えれば、今節のNECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)戦は流れを取り戻すための重要な一戦となる。
その大事な局面で、今季初めてスタメンに名を連ねたのが4年目の大﨑哲徳だ。
今季は10月のジャパンラグビー リーグワン ライジング2025での狭山セコムラガッツ戦で負傷。約3カ月の出遅れを強いられ、グラウンドの外から徐々に仕上がっていくチームを見つめる時間が続いた。オフにはフランスでの研修にも参加し、「飛躍の年にする」と決意して臨んだシーズンだった。
復帰してからも、まずはメンバー外のプレーヤーとして次節の対戦相手を徹底的に研究し、相手役として“仮想敵”を演じ続ける日々。しかし、同時に自チームの戦術理解も欠かさない。メンバー外の選手には、常に「2倍の思考」が求められるのだ。
「自分たちのサインを実戦形式でやる機会は少なかったですが、その中でも出場メンバーの動きはしっかり確認していました。準備している姿は見てもらえたのかなと思います」
積み重ねは目に見えにくい。だが確実に力になる。オフの7月には、フランス・トップ14のUSAペルピニャンで約1カ月間、世界基準を体感した。
「ラグビーだけに向き合う時間が増えて、体へのケアも徹底しました。ここまでやればパフォーマンスは上がる、という自分自身の基準を実感できました。日本に戻ってもこれを続けないと、上では戦えないと思いました」
印象に残ったのは、トップレベルの選手たちが“リカバリー”にも一切妥協しない姿勢だった。鍛えることと同じくらい、回復を重視する。それもまた、体づくりの一部なのだと学んだ。その意識が、大﨑自身のフィジカル強化にもつながっている。
吉廣広征ヘッドコーチは起用理由をこう明かす。
「大﨑はフィジカルが強い。相手の強みを消せる、体を当てられるところを評価しました」
けがによる出遅れ。
メンバー外での役割。
世界基準で得た新たな基準。
そうした積み重ねが実り、層の厚いバックロー陣の中でスタメンの座をつかみ取った。
静かに積み上げてきた努力が、GR東葛戦でどんな形となって現れるのか。大﨑のスタメン起用は、チームに新たなエネルギーをもたらすはずだ。
(奥田明日美)