NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン2 第7節2026年2月28日(土)14:30 江東区夢の島…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第7節
2026年2月28日(土)14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)

清水建設江東ブルーシャークス vs NECグリーンロケッツ東葛

NECグリーンロケッツ東葛(D2)


NECグリーンロケッツ東葛のオルビン・レジャー選手。「対江東BSだからこそ、自分のベストエフォートを発揮したい」

本来、この記録は前節の日野レッドドルフィンズ戦で達成されるはずだった。しかし、第5節の日本製鉄釜石シーウェイブス戦が雪のため延期となり、奇しくもオルビン・レジャーの古巣である清水建設江東ブルーシャークス(以下、江東BS)戦がリーグワン通算50キャップ到達の試合となった。

「当初から予定されていたことではないので、運命を感じています」

2021年、ニュージーランドを飛び出し、未知の国だった日本での挑戦を決意した。その際、レジャーに日本でプレーする機会を与えてくれたのが江東BSだった。

「日本に来て50キャップを達成するとは思っていませんでした。50キャップを一言で表すのは難しいですが、江東BSに在籍していたころの良い思い出がよみがえってきます。感謝の気持ちがとても大きいです」

自分を迎え入れ、若き日々を過ごしたクラブへの愛着は、いまも色褪せることがない。

「江東BSは、私が大人になっていく過程を過ごしたチームです」

かつての古巣に深い敬意を払うその言葉からは、彼の人柄の良さと誠実さが伝わってくる。

今年10月で来日5年目を迎える。ニュージーランドでプレーしていたころは主に10番(スタンドオフ)を務めていたレジャーだが、日本での5年間を経て、プレースタイルも大きく進化した。その中でも、レジャー自身が成長を実感しているのがディフェンス面だ。

「日本に来てからディフェンスを楽しめるようになり、自分の強みにすることができました。ここ数年はセンターでプレーすることが増え、役割が変わったことでマインドセットも変わりました」

一方で、故郷で磨いた左足のキックという武器。そして、体を張り続けるワークレートへのこだわりはいまも変わらない。

「ハードなことをするのが好きなタイプなんです」

そう語るとおり、この献身的な姿勢こそが、彼が江東BS、そしてNECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)で周囲から信頼を得てきた理由の一つだろう。

現在、GR東葛は2連勝中。チームが波に乗る中で迎える今節、レジャーは冷静に勝機を見据える。

「江東BSがフィジカルの強さを前面に出してくるのは分かっています。そこにどれだけ対応できるかがカギになる。ゲームドライバーが正しい方向へ導いてくれるはずなので、まずはフィジカル面でしっかり対峙したいです」

古巣への愛があるからこそ、中途半端なプレーはできない。それが彼のプロフェッショナルとしての流儀だ。

「もちろんGR東葛のために良いパフォーマンスをしたい。でも、対江東BSだからこそ、自分のベストエフォートを発揮したいです」

記念すべき50キャップ目の一戦。かつてのホストスタジアムで、レジャーは“恩返し”とも言える最高のパフォーマンスを披露する。

(鈴木潤)