大相撲で元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方(34)が、弟子の前頭伯乃富士(22)への暴力行為で、日本相撲協会から事情聴取を受け…

大相撲で元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方(34)が、弟子の前頭伯乃富士(22)への暴力行為で、日本相撲協会から事情聴取を受けていることが26日、複数の関係者の話で分かった。春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付が発表された24日に、東京・両国国技館で聴取を受けていた。全45部屋で、ともに最多の力士31人、関取7人を擁する、一大勢力の師匠への処分を今後、協会が協議することになる。

近年の角界の主な暴力による不祥事は次の通り。

◆07年6月 時津風部屋で、17歳の力士が時津風親方(元小結双津竜、故人)と兄弟子3人に暴行されて死亡。後に親方の実刑判決と3人の有罪判決が確定。

◆10年1月 元横綱朝青龍が知人の男性に暴行し、責任を取る形で引退した。同7月に傷害容疑で書類送検され、後に起訴猶予処分となった。

◆16年3月 マネジャーの男性を金属バットで殴った、として傷害罪に問われた元熊ケ谷親方(元十両金親)に有罪判決。

◆17年10月 横綱日馬富士が巡業で平幕貴ノ岩に暴行。九州場所中に判明し、日馬富士は事件の責任を取って同11月に引退。退職した。貴ノ岩も18年12月に付け人に暴行し、引退した。

◆19年9月 十両貴ノ富士が付け人に暴力を振るったことが発覚。前年18年も春場所で付け人に暴行し、夏場所の出場停止処分を受けた中で2度目の不祥事だった。理事会では自主引退を促すことが決議され、貴ノ富士は不服として法廷闘争の構えも見せていたが、最終的には引退届を提出。

◆24年2月 幕内北青鵬による弟弟子2人に対する暴力行為が発覚し、引退した。宮城野親方(元横綱白鵬)は監督責任を問われ、2階級降格などの処分を受け、部屋は閉鎖、同4月に師弟ともに伊勢ケ浜部屋に転籍していた。(肩書、年齢は当時)