週末の出走馬が26日、確定した。3月3日付で定年引退を迎える調教師7人が、いよいよラストウィークを迎える。JRA所属の…
週末の出走馬が26日、確定した。3月3日付で定年引退を迎える調教師7人が、いよいよラストウィークを迎える。JRA所属の女性騎手で初めて重賞制覇した藤田菜七子さんらを育てた根本康広調教師(70)=美浦=は、13頭がスタンバイ。
騎手時代を含めて50年。トレーナーとして多くの弟子を育てた根本調教師は、引退を今週末に控え「早かったね。あっという間だった」と回想した。アイドルジョッキーとして注目を浴びた藤田菜七子さんをはじめ、佐藤聖也さん(ともに引退)、丸山元気、野中悠太郎、長浜鴻緒の5人を騎手として送り出し、まさに人を育てることに尽力した。「弟子たちにはまだ活躍してもらいたいね」とエールを送りつつ「調教師として『使ってください』とオーナーにかけあえる時代ではなくなってきた」と、時代の変化に無念さをにじませた。
騎手時代には、1985年天皇賞・秋で13番人気の伏兵ギャロップダイナで皇帝シンボリルドルフを撃破すると、メリーナイスで86年朝日杯3歳S(現朝日杯FS)、87年日本ダービーを制覇しG13勝を挙げた。「馬事公苑で3年落第したけど、その後の初勝利の時はうれしかった。周囲がサポートしてくれていい流れでジョッキー時代を終えることができた」と振り返った。
今後は違った形で競馬に携わっていく予定だが、今週末は長浜騎手の手綱で連続2着のサザンテイオーが連闘で臨むなど、合計13頭がスタンバイ。ラストウィークを勝利で飾る。(石行 佑介)