侍ジャパンの全体練習が27日にバンテリンドームで行われ、佐藤輝明内野手(26=阪神)がドジャース大谷翔平投手(31=ドジ…

侍ジャパンの全体練習が27日にバンテリンドームで行われ、佐藤輝明内野手(26=阪神)がドジャース大谷翔平投手(31=ドジャース)と同じチームで初合体した。

25日に名古屋入りしたカブス鈴木誠也外野手(31=カブス)、レッドソックス吉田正尚外野手(32=レッドソックス)に加えて、いよいよ大谷が合流。同じグラウンドに立ち「見たりお話ししたりできた」とMLBの先輩たちから早速多くを吸収した。フリー打撃では、負けじと4階席の看板を直撃する130メートル弾を放つなど全開をアピール。メジャー組が参加しない27日からの壮行試合中日戦2連戦でWBCのスタメンを猛アピールする。

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メジャー侍が加わり、ぐっと締まった空気を、佐藤も感じ取っていた。「いろいろ勉強もしながら、しっかり見て、個人的にも学べたらと思います」。前日25日に名古屋入りしたメジャー組の鈴木、吉田に加え、この日ついに大谷が全体練習に合流。初めて同じ「JAPAN」のユニホームを着る虎の主砲は、どこかワクワク感にあふれていた。

大谷を“お手本”にしてきた。一昨年のオフはYouTubeで打撃を研究。力の入れ方や練習に臨む意識などを参考に、昨季の本塁打&打点の2冠につなげた。そしてつかんだ初のWBCメンバー入り。この日は大谷とゆっくり話す時間はなかったが「そういうチャンスがあればいいなと思います」と心待ちにした。

世界一を目指す戦いは同時に、かけがえのない時間となる。この日のキャッチボールは、鈴木と初コンビを組んだ。「仲良くできたらなと思います」と笑顔。打撃練習中には、森下とともに吉田と話すシーンもあった。「見たりお話ししたりもできたんでね。いろいろ勉強もしながらしっかり見て、個人的にも学べたらと思います」。メジャー屈指の侍トリオと空間をともにして気持ちも新た。練習時や大会期間中、見て聞いて、貪欲に吸収していく。

フリー打撃では22スイング中6本の柵越えを披露。うち1本はバンテリンドームの右翼4階席にある「d払い」の広告看板を直撃する推定130メートル弾だった。この日は吉田も同じ看板にぶち当てたが、怪力では負けていない。外野には「ホームランウイング」が新設され、フェンスまで最短6メートル近くなり、高さも1・2メートル低くなったが、6本すべてスタンドイン。狭くなった恩恵も、規格外の打撃には関係なかった。

「狭いっすね。付いてることによって、余裕が生まれるというか。メンタル面にまで効いてくるので。テラス(ホームランウイング)があるのは、ありがたいですね」。昨季両リーグ最多のビジター7本塁打を放った得意球場が、ますます得意になりそう。「はい、もちろん」と大歓迎だ。

27、28日の中日との壮行試合は、まだ合流していない岡本、村上も含めて大谷らのメジャー組は出場しない。ライバル不在の間にWBC本番のスタメンをアピールしたい。大谷や鈴木、吉田らを驚かせるアーチが出れば最高だ。【磯綾乃】