若きルーキーたちが、巨人軍伝統の「3」を受け継いでいた。沖縄・那覇キャンプは最終クール2日目を迎えた26日、ドラフト1位…
若きルーキーたちが、巨人軍伝統の「3」を受け継いでいた。沖縄・那覇キャンプは最終クール2日目を迎えた26日、ドラフト1位の竹丸和幸投手(鷺宮製作所)が、24歳の誕生日を迎えた。用意されたバースデーケーキを前に「盛大に祝ってもらって、ありがとうございます」と笑顔。同2位の田和廉投手(22=早大)、同3位の山城京平投手(22=亜大)にスプーンを差し出され、照れ笑いでほおばった。
竹丸が重ねた「24」は3の倍数。昨年ドラフトで支配下指名された新人選手は6人。2軍の藤井も含めた全員の背番号が「3」の倍数であることに、田和が気づいた。巨人の「3」といえば、昨年6月に亡くなった故長嶋茂雄終身名誉監督の永久欠番。水野編成本部長は「偶然です」とほほえむ。ミスターがこの世を去った年に入団した新人たちは、運命的な導きを感じさせる番号とともに、プロの世界で歩み始めた。
背番号「21」の竹丸は、実戦登板で5イニング無失点とゼロを並べる。「30」の田和は、22日の中日戦でセーブを記録。「36」の山城は、23日の楽天戦で2回2/3を完全投球。3投手はいずれもアピールを続けている。ルーキーたちが抱く長嶋氏のイメージは、竹丸が「明るい人」、田和は「プロ野球を作り上げた方」、山城は「スーパースター」。直接プレーを見た世代ではなくとも、その存在の大きさは強く刻まれている。
3投手の関係性に「仲はいい」と明かす竹丸。ただ「もちろん(ライバル)」。開幕1軍を目指し、互いに切磋琢磨(せっさたくま)する。阿部監督が「新しいジャイアンツを作る」と語る26年。若者たちはミスターの系譜を背負い、新たな風を吹き込む。【北村健龍】