◇卓球 ◇WTTシンガポール・スマッシュ 第5日(26日、シンガポール・OCBCアリーナ) 【シンガポール 26日=宮下…
◇卓球 ◇WTTシンガポール・スマッシュ 第5日(26日、シンガポール・OCBCアリーナ)
【シンガポール 26日=宮下京香】女子ダブルス準決勝が行われ、早田ひな(日本生命)、張本美和(木下グループ)の“ひなみわ”ペアが、蒯曼、陳熠組(中国)をゲームカウント3―1で退け、初優勝へ王手をかけた。早田は「張本選手に助けられたな。4ゲーム目はラリーで1本入れるという2人の執念が点数につながった。意思疎通できていたんじゃないか」と胸を張った。張本美も「今日はいっぱいいいところがあったと思います」とうなずいた。
1月頃に日本代表の中沢鋭監督からの提案で、全日本選手権決勝カードのダブルエースが組むことが決まった。5ゲーム制の試合では24年夏のパリ五輪決勝以来で、昨年の混合団体W杯で1ゲームだけ組んだ2人。世界ランクに関わるポイントが大きく、28年ロサンゼルス五輪に向けても有力な実力者同士のペアリングは注目の的。報道陣もペアに質問する際にはかんでしまうほどのオーラを身にまとっていたようだが、2人は今大会3試合目にして「まだ緊張していました」という。
今大会前の練習はたったの3日。あえてベンチコーチを入れず、練習から試合まで戦術や感覚の意見をぶつけ合った。その際に引っ張るのは、8歳下の張本美。「いやいや、そんな…ですよ」と照れるが、「張本選手が『どうですかね? 今こうでいいんじゃないですかね? 』みたいに言ってくれて」と早田は感謝する。取材では早田が引っ張り、「なんかしゃべり過ぎちゃってごめん(笑)」。1球ごとに会話を重ね、第1Gから早田の多彩なサーブで相手を揺さぶり、張本美が力強いバックドライブで決めるなどリズムをつくり、2―1の第4Gはラリーで互いの地力を見せて相手を上回った。
28日の決勝は左利きの剛腕・長崎美柚(木下アビエル神奈川)と右利きの韓国エース・申裕斌の国際ペアと激突。早田、張本美ともにシングルスも勝ち上がっており、2種目で高みを目指す。張本美は「大きな大会ですし、やっぱり優勝したい。相手はすごい強いと思うので、しっかり準備します」と意気込み。早田も「張本選手とスマッシュで出られるのがうれしい。最後まで自分たちが成長し続けられるように頑張りたい」と気を引き締めていた。