◆スノーボード・ビッグエア 全日本選手権 (26日、福島・星野リゾート ネコマ マウンテン) ビッグエア(BA)が行われ…

◆スノーボード・ビッグエア 全日本選手権 (26日、福島・星野リゾート ネコマ マウンテン)

 ビッグエア(BA)が行われ、女子はミラノ・コルティナ五輪で金メダルの村瀬心椛(ここも、21)=TOKIOインカラミ=の妹・由徠(ゆら、19)=TOKIOインカラミ=が初優勝。男子は同五輪で金メダルを獲得した木村葵来(きら、21)=ムラサキスポーツ=の弟・悠斗(17)=ヨネックス=が初優勝した。金メダリストのきょうだいが、力を発揮した。葵来は準優勝、心椛は休養を優先し欠場した。

 ミラノ五輪6位入賞の鈴木萌々(18)を抑えて初の日本一に立った。1回目は背中側へ3回転回る技を決めて90点オーバーを記録すると、2回目には逆足で踏み切る3回転を決めて1回目を超える95点。着地を決めた瞬間に、大きく歓声が湧いた。「五輪でみんなが活躍してくれたことで、たくさんの人が見に来てくれた。自分のやりたい技を出し切れてよかった」と声を弾ませた。

 優勝トロフィーを受け取ると、表彰式の手伝いを行っていた姉の方を向いてにっこりと笑顔。五輪期間中の姉の大活躍には「かっこよくて男かというくらいの感じ。燃えたというか熱が入った瞬間だった」と姉の活躍に奮起して手にした女王の座だった。

 ◆村瀬 由徠(むらせ・ゆら)2007年2月1日、岐阜市生まれ。19歳。両親と姉がきっかけで4歳からスノーボードを始める。10歳で日本スノーボード協会の当時の女子史上最年少でプロ資格を取得し、13歳の時に国内強化指定選手に選出。22―23シーズンからW杯に出場し、初出場で4位に入った。148センチ。

 ○…欠場し大会の盛り上げ役に回った姉・心椛は妹の優勝に「五輪と同じくらい世界一うれしい」と喜んだ。妹とは幼い頃から日常生活から練習まで共に過ごし「由徠の人生で一番つらい姿も見てきた。それでも必死に練習を重ねている姿を見て(今日の勝利を)確信しました」。4年後に控える五輪に向けては「妹と出たいですし、由徠のために競技を続けていきたい」と語った。