2月26日、京都高島屋S.C.で、騎手生活40年を記念した展示会「武豊デビュー40年~前人未到の記録~」が開幕した。数…

 2月26日、京都高島屋S.C.で、騎手生活40年を記念した展示会「武豊デビュー40年~前人未到の記録~」が開幕した。数々の偉業を振り返る展示を通して浮かび上がるのは、レジェンドの歩みだけではない。節目を迎えてなお揺るがない、競馬への愛と騎手としての信念だった。

 騎手生活40年という節目を迎えてなお、武豊騎手の言葉には揺るぎない情熱が宿っている。「間違いなく競馬が好き。騎手という仕事が大好きということだと思います」。長年第一線で走り続けてきた原動力を問われ、迷いなくそう答えた。

【写真】「武豊デビュー40年~前人未到の記録~」オープニングセレモニー

競馬の魅力を一人でも多くの人へ


「武豊デビュー40年~前人未到の記録~」(C)Hiroki Homma

 数々の栄光を積み重ねてきたレジェンドだが、その根底にある思いは極めてシンプルだ。「どのレースでも少しでも馬に良い走りをさせてあげたい、勝ちたいという思いがあります」。そこには勝利への執念だけでなく、馬とともに走る騎手としての責任感がにじむ。

 競馬の魅力を一人でも多くの人に伝えたいという思いも変わらない。「競馬が大好きで、その魅力を知っていただきたいという気持ちはずっと変わりません」。百貨店という身近な場所で開催される展示についても、競馬文化の広がりにつながることへの期待をにじませた。

 多くの馬や人との出会いの中で歩んできた40年。その歩みを振り返りながらも、武豊の視線は過去ではなく未来へ向けられている。競馬を愛し、騎手という仕事に誇りを持ち続けること――。武豊が走り続ける理由は、シンプルで、そして揺るぎない。