東京羽田ヴィッキーズは2月26日、千葉歩が2025-26シーズンをもって現役を引退することを発表した。29歳のシューティ…

東京羽田ヴィッキーズは2月26日、千葉歩が2025-26シーズンをもって現役を引退することを発表した。29歳のシューティングガードは、チーム公式サイトを通じて感謝の言葉を綴った。岩手県出身、167センチ。専修大学を経て2019年に新潟アルビレックスBBにアーリーエントリーし、Wリーグでのキャリアをスタートさせた。

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バスケへの向き合い方が変わった最終シーズン

今シーズンは13試合に出場し、1試合平均4.2得点1.8リバウンド1.6アシストを記録。先発8試合を含め、チームの一員として貢献した。引退の理由について本人は「バスケットボール選手としてやりきることができたと心から思えたから」と説明している。

競技が苦しくなる時期も経験したという。しかし自分自身と向き合う中で、結果に関わらず自分の価値は変わらないと思えるようになってから、バスケットボールは再び楽しいものへと変わったと振り返る。今シーズンは特に、仲間やコーチ陣、スタッフ、ファンの存在が「この人たちのために自分の持てる力をすべて出し切りたい」という気持ちを生んだ。

新潟から東京羽田へ 8シーズンの軌跡

プロキャリアは2019年、新潟アルビレックスBBから始まった。2021年にシャンソンVマジックへ移籍し、2023年4月からは東京羽田の一員となった。加入初年度から主力の一角として活躍し、昨季は3ポイント成功率42.35%を記録し、Wフューチャーの3P成功率リーダーに。シャープなアウトサイドシュートで相手ディフェンスを脅かし続けた。

東京羽田での2シーズンは、千葉にとって特別な時間となった。チームメイトとともに戦い、成長を続けた日々。その中で自分自身の成長や楽しさが原動力だったバスケットボールが、いつしか「誰かのために頑張りたい」と思えるものへ変化していたことに気づいたという。

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感謝と幸せを胸に新たな道へ

千葉はコメントの中で、これまで関わってくれたすべての人々への感謝を表明した。「これだけ満たされた気持ちでバスケットを手放すことができるのは、間違いなく、これまで関わってくださったすべての皆さまのおかげです」

東京羽田というチームでキャリアを終えられることへの喜びも語っている。「こんなにも愛されているチームでキャリアを終えられることを本当にうれしく思います」。そして最後に、今後の人生についてこう締めくくった。「これからも柔軟に、誠実に、目指すものに真っ直ぐに。私らしく突き進んでいきます。心から幸せな時間でした」

Wリーグでの8シーズン。千葉歩というシューターが残した軌跡は、多くの人々の記憶に刻まれるだろう。第二のキャリアでも、その真摯な姿勢は変わらないはずだ。