初優勝を果たした2023年以来、3年ぶりの関西学生リーグ制覇、悲願の全国制覇を狙う京都産業大学サッカー部。MF皿良(さ…
初優勝を果たした2023年以来、3年ぶりの関西学生リーグ制覇、悲願の全国制覇を狙う京都産業大学サッカー部。MF皿良(さらら)立輝(2年・経済学部)は、大学屈指のキック力を誇るレフティーだ。主戦場は右サイド。繊細なボールコントロールからのカットイン、そして鋭く振り抜かれる左足は、相手守備にとって大きな脅威を与える。1年からセットプレーのキッカーも任され、多くの決定機を演出してきた。
■模索のルーキーイヤーを経て
C大阪U―18に所属した高校時代には世代別の日本代表にも選出されるなど、輝かしい経歴を持つ。しかし高卒でのプロ入りはかなわず、京産大へ進学。悔しさを胸に挑んだルーキーイヤーは、大学サッカーのフィジカルやスピードに苦しみながらも、リーグ戦2得点3アシストを記録した。主に途中交代、途中出場だったことを踏まえれば上々の数字だが、チームの核となるには物足りなさも残った。
2年目となった2025年シーズンは、出場時間を前年から約300分伸ばし、リーグ戦4得点4アシストと真価を発揮。関西選手権準決勝の関西大戦では2得点を挙げ、チームを決勝へと導いた。さらに9月の総理大臣杯初戦、冬のインカレプレーオフ・九州産業大戦でも2得点。大舞台で結果を残し、勝負強さを示した。それでも満足できる成績とは言えない。「まだまだ得点とか数字っていう部分は足りないと思っているし、もっと取れる場面はある」。圧倒的な存在を目指し、さらなる結果を追い求める。
■走力を上げ、さらなる進化へ
課題として向き合ってきたのが走力だ。「自分の中では課題になっている部分。コーチや先輩からの指導もあり、トレーニングをしっかりやっているので少しずつ成長している」と語る。武器の左足に加え、ハードワークも身につけつつある。吉川拓也監督も「毎日トレーニングしている部分が、少しずつ得点やアシストにつながってきている」と成長を認める。
これらの取り組みが評価され、2月25日開幕の第40回デンソーカップチャレンジサッカーではU―20全日本選抜に初選出。26日の関西選抜との第2戦(1△1)にスタメン出場し、先制ゴールを決めた。今季は上級生となる勝負の3年目。チームの責任も背負う立場として、より一層の覚悟を持ってピッチに立つ。左足から生まれるゴールとアシストで勝利をもたらし、その先にあるプロへの道を、自らの力で切り開いていく。(京産大アスレチック・細井 雅貴)
◆皿良 立輝(さらら・りつき)2005年7月18日、大阪府出身。ポジションはMFで背番号7。目標とする選手は香川真司(C大阪)、ベルナルド・シウバ(マンチェスターシティ)。C大阪U―15、C大阪U―18を経て京産大入学。2025年度デンソーカップチャレンジU―20全日本大学選抜。175センチ、67キロ。